ヘチ~王座への道 ネタバレと感想 第14話 呉越同舟
チョン・イルさん主演の【ヘチ~王座への道】の14話を視聴しました。今回もまた我慢我慢の展開でしたが、そんな辛い状況でも、クムを助けようとする動きがそこかしこに見られたのは嬉しかったですね~。
以下早速ネタバレです。
一晩中雨に撃たれて席藁待罪をしたクムのもとに、密豊君、そして次には景宗が現れました。
景宗は密豊君など目に入らないらしく、クムの謀反をなじります。そなたを信じていたのに!!
だったら最後まで信じなさいって話でやんすよね
。何しろ、「謀反の告発状」には首謀者がクムであるとはどこにも書いてなかったそうですよ
。ある高官は、謀反を起こして利を得るのは世弟=クムしかいないと息巻いていましたが、ここでも密豊君はすっかり忘れられているのでござる
。
王命により鞠庁(クッチョン)が設けられ、謀反に加担したとされる者~老論派重臣の孫や子が拷問されました。さすがのミン・ジノンもこれには首をかしげ、少論派のチョ・テグに忠告します。
またビョンジュは鞠庁での裁判官を買って出ました。止めようとする上司を、もしクムが無実だった際、責任が取れるのか、と恫喝します。そのビョンジュが彼らを捕まえた理由も「酒の席での王への批判」だったのには呆れました。
一方、少論派のイ・グァンジャとチョ・ヒョンミョンはクムの健康を気遣って一旦、東宮殿に帰してくれました。今の体力では尋問を受けられないと配慮してくれたのです
。
またチャンダルとアボンはビョンジュが担当した事件記録の中に、ハン・ジョンソクが死亡した際の死体の検案書を見つけ、それが以前見た物と異っていたことに気づきました。そこには後頭部に裂傷が見られると記されていたそうです
。
おばさんの記憶が確かなら、ジョンソクは脱獄に失敗して~塀を乗り越えようとして落ちて~死亡したと伝えられたのですよね。もしそうだとしたら、後頭部に怪我を負うのは不自然です
。
ムンスはクムのためにもビョンジュの罪を暴き、ビョンジュが見つけた「謀反の告発状」を無効にしようとやっきになります。ジョンソクが死亡した日の当直だった監察に会って、事件当日司憲府にいたのはビョンジュだけだったとの確認をとり、ジョンソクの遺体を検視した検視官からは、ビョンジュに命じられて検視報告書を2度書いたと白状させました
。
一方で、なんとなんとタルムンが町中にクムを中傷する張り紙をさせました。そこには「世弟は粛宗の実子ではない」と書かれていたそうです
。
タルムンの部下でさえ、タルムンの真意を測りかねます。世弟様を裏切るのですかっ!?
ところがタルムンには深い意図がありました。その貼り紙にはそれぞれ誤字があったそうです
。
タルムンから、町中の貼り紙を見るよう促されたとムンスがクムに伝えると、クムは早速その貼り紙を集めるよう命じました。
すべての誤字を確認してようやく意味が通ります。タルムンは黒幕は密豊君だと知らせていたのです
。
タルムンの腹心、クンテ(ホン・ジンギ)だけは、タルムンの意図を察して、その手助けをしようとします。単純な密豊君は騙せても、ト・ジグァンはタルムンを疑っていたようなのです
。
また密豊君はそのジグァンを通して清国の商人から「解毒薬のない毒薬」を買ったそうです。
一方のクムはミン・ジノンに直談判しに行きました。この騒動の黒幕は密豊君だと伝え、何をするか分からない密豊君より、自分と組んだ方がマシだと説得したのです。呉越同舟の例えのように~それがそなたのいう「政治」であろう。
が、ジノンは「借刀殺人」を持ち出して反論しました。自ら手を下さずとも敵を殺せる機会なのに、なぜわざわざ同じ舟に乗らねばならぬ?
でも実際は、実直一辺倒だったクムがこうした「政治」を使えるようになったことに感心していたようですね。
そして裁きの日。
大妃は粛宗の形見の眼鏡をクムに贈りました。これはクムが粛宗の実子にほかならないとの証でもありますね
。大妃はあくまでもクムの無実を信じてくれていたのです
。
それなのに景宗はあくまでクムを糾弾し、罪を告白すれば命だけは助けると迫りました。クムは謀反を企てたことはないと語り、無実を主張します
。
景宗は怒って尋問を始めるよう命じました。するとジノンがこれを遮ります。
世弟を疑うべき明確な証拠がないのに、尋問をするべきではない。
ひょ~ジノン、よくぞ言ってくれました。クムがジノンの公正さと忠誠心を認めていただけのことはありますね
。
これで景宗がどうでるか?ですね。また変に嫉妬などしないと良いのですが。
「ヘチ~王座への道」は続きもとっても楽しみですね。


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