ヘチ~王座への道 ネタバレと感想 第9話 人身売買
チョン・イルさん主演の【ヘチ~王座への道】の9話を視聴しました。ドタバタ軽めの展開かと思いきや、いきなり重苦しいテーマがもたらされましたね。以下早速ネタバレです
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都で「人身売買」が行われていました。父親に売り飛ばされて逃げ出そうとした少女は、ちょうどそこを通りかかったユニョンに助けを求めようとしますが、ユニョンは、自分もかつては同じように売られそうになったところを助けられたが、結局は年寄りの妾になってしまったと語り、助けないほうがお前のためだとうそぶいて去っていきます
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どうやらその時ユニョンを助けたのがタルムンだったようですね。そして今も同じようにタルムンがこの少女を救いました
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娘を売った金で小作料を納めに来た父親が、主を口汚く罵っていると、その主が惨殺されていたことが判明します。
これも犯人はタルムンかとも思いましたが、失脚して漢城府の長官となったミン・ジノンも語っていたように、組織的な犯罪と見たほうがよさそうですね。その刺客として登場したのが、男装し、首の付け根から背中のあたりに掛けて殺主という刺青をしていた少女(アン・ソヒョン~ヒョン@童顔美女)です
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主(両班)に虐げられた人々が組織した刺客集団が存在するのか、はたまたそうした人々を利用している卑劣な組織があるのか。
一方でヨジは、ユン・ヒョクからこの人身売買のことを聞かされ、清国人が多く集まるという妓楼への潜入捜査を命じられました。ヨジは清国の言葉を話せるからです。
新人のムンスは、同期とともに「訓練」の名を借りた「パワハラ」を受けていたのですが、ムンスはそんなことをするために司憲府に入ったのではない、私はくしゃみをする時でさえ「ヘチ」と発する生まれながらの監察なのだと訴えてヨジと行動を共にしました
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清国人に成りすますため、ヨジがセクシーなチャイナドレスを着たのを見た延礽君がまた笑えましたね~。こんな美しい姿を他の男の目にさらしてはならぬと、清国人ではなく倭国人に変装するよう命じたのに、今度はその倭国の着物姿も、延礽君の目には麗しく映ったようなのには大笑いでした
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さて、この妓楼の主はト・ジグァン(ハン・ジサン~イルモク@レディの品格)という男で、ケドルが失脚したことから彼の妓楼を手に入れたようです。
このジグァンこそ、冷酷非道な人身売買組織の頭目でした。妓楼に潜入後、ジグァンと清国人のやり取りを聞いたヨジは、ジグァンに見つかってしまいますが、そこへムンスがやってきてヨジを救おうとします
。以前よりかなり強くなったようでしたから、訓練の成果はあったのかもしれませんね
。
タルムンのところでジグァンのことを知った延礽君も妓楼に駆け付けてきました。そこで遭遇したのが、前述した「殺主」の刺青をした少女です。酔っぱらって厠に来た役人を刺した彼女は、延礽君が驚いている隙に逃げてしまいました
。
延礽君は、倒れている役人を何とか救おうとして人を呼びますが、そこに来たのがビョンジュです。ビョンジュはどうやら延礽君が役人を殺したと誤解したようです。それとも、そうではないと知りながら、延礽君を陥れようとしているのか
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何せ延礽君は、世弟とは名ばかり、宮中では四面楚歌の孤立無援の状態なのです。老論派ばかりか少論派までが、延礽君が謀反を企んでいるのではないかと警戒していました。
講師でありながら自ら、初の朝講禮をすっぽかしたイ・グァンジャからは、特に目立ったことをせずに「王の資質」を示せと示唆されます。グァンジャが延礽君を認めないのはその卑しい出自のためではなく、能力がないからなのだそうです。
でも景宗だけは、延礽君にもチャンスを与えたいと考えてくれていたようです。顔に似合わせずええ人やね~景宗は
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果たして延礽君はこの危機を脱することができるのでしょうか?そしてヨジとムンスは??
ラブコメ的な要素もふんだんですが、民のために役に立ちたいという信念がキッチリ土台にあるので、なかなか見ごたえがありますね。「ヘチ~王座への道」は続きもとっても楽しみです
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