華政(ファジョン) あらすじと感想 第39&40話 貞明が実に頼もしい
韓国ドラマ、【華政】の39話と40話を視聴しました。いや〜これが実に楽しかったです。以下早速ネタバレです
。
流刑
とはいえ、ここだけはやっぱり無念で悲しかったです。光海君が済州島に流刑になりました。罪人用のカゴに乗せられた光海君を、貞明とジュウォンや火器都監の仲間たちが見送ります。光海君は、彼らの顔を見つめながら、この残された者たちがきっと光海君の夢だった「強い朝鮮」を作ってくれると信じていました。それゆえ、この美しい国が守られて、彼の民が健やかに暮らせるよう心から願いました。
またケシやイチョムは斬首刑に処せられました。貞明はそのケシにも会いに行っています。ケシはこれに感謝し、光海君の意思を継いでほしいと頼みました。
貞明の「政治」その1
貞明はまず、毎日大殿に通って、綾陽に説教することにしました。民が苦しんでいるからあーせーこーせーと指示します
。最初は怒っていた綾陽も、最後にはめんどくさくなって、貞明が王になったらどうかと言い出しました
。もちろん本心ではありません。
王室に戻った貞明には自由に使える金が与えられました。貞明はそれで食料を買い、火器都監の皆にご馳走します。本当はジュウォンに会いたかったのだそうですが。仲間達は、公主が金持ちになったと大喜びでその好意を受け取りました
。
ジャジョムの政治
譏察(キチャル)
ジャジョムは承政院の力を利用して「譏察」を始めました。捕盗大将を使って謀反人を取り締まるのですが、それは決して事実ではなく、罠を仕掛けて相手をはめると言う実に卑劣な方法でした。綾陽を批判するふりをして相手が乗ってくると即座に謀反だと密告するのです。これにより政敵を全て排除するつもりなのです。
イヌはジュソンにこれを伝え、ジャジョムとは手を組むべきだと勧めました。ジュソンもまたジャジョムに興味を抱いたようです。
貞明対策
またジャジョムは貞明に土地を与えて丸め込むことにします。貞明はジャジョムを忌み嫌いながらも、これが光海君の言っていた「力を得る」ことなのだと思い当たり、承知することにしました。
貞明の政治その2
貞明は、手に入れた土地に住む民の租税を免除しました。民たちは大いに喜びます。この話はすぐに他の土地にも伝わりました。また貞明は、引退したイ・ウォニクにも声をかけに行きます。ウォニクは傀儡になるのが嫌で身を引いたそうですが、貞明は、力を付ければ傀儡にはならぬと励ましました。
綾陽の茶番≠政治
綾陽はジャジョムから、直接民の話を聞くよう勧められました。が、それは単なる茶番であり、臣下たちは綾陽が訪れる町の民たちに「質問事項」を渡し、それ以外のことは尋ねないよう言い含めます。
でも中には「文字を読めない民」がいました。そこにたまたま居合わせた役人のチェ・ミョンギル(イム・ホ〜鄭夢周@鄭道伝)は、その民から何が書いてあるのかと尋ねられたため、聞きたいことを尋ねよと書いてある、と教えました。本来はそうあるべきだからです。
この民は、貞明公主の民のように、我らも租税を免除してほしいと訴えました。それまでは、言われたとおりに綾陽を持ち上げていた他の民たちも、一斉に声を合わせます
。どうか租税を免除してください!!貞明公主に倣ってください!!
ヨジョンの反撃
綾陽のメンツは丸潰れになったことは言うまでもありません。これに腹を立てたヨジョンは、生意気にも、貞明に意見しに行きました。それをチョン尚宮が注意すると、ヨジョンは怒ってチョン尚宮を殴りつけます。そこへ貞明がやってきました。ヨジョンは貞明に、女は政治に口を出すべきではない、しきたりを守れ、と命じて墓穴を堀ります。貞明は、この無礼者に王宮のしきたりを教えてやる!と豪語しました
。
ならず者たちの教育
貞明は、女官如きが尚宮の体に触れてはならぬ、また公主である自分に対し、公主が良いと言うまで顔をあげてはならぬ、と命じます。それらは不敬罪で「死刑」にもできるのだそうです。それでも貞明はこれを減じ、ふくらはぎへの鞭打ちで許すことにしました
。早速監察部の女官が呼ばれ、処罰が行われます
。
ヨジョンは大声で反発しましたが、相手は「公主」です。最後は、この恨みは忘れないと心に誓いながら罰を受けざるを得ませんでした。
一方で、この騒ぎを聞きつけた大妃はすぐに綾陽の王妃の元へ駆けつけます。王妃はこれに理解を示し、怒り狂う綾陽にも、これは自分が許可したことだと取りなしてくれました。尚膳ですら、これは内命婦のことだからと綾陽を止めようとしますが、何せ「王」とはいえ王室のしきたりなど何も知らない「ならず者」ですからいたしかたありません。
感想
さすがの大妃も、このヨジョンの態度は看過できなかったようで、貞明はよくやったと褒め称えました。怖いのは綾陽の報復だけですが、人望のある貞明を(おおっぴらに)罰することなどできませんよね。も〜貞明、やれやれ、もっとやれ!でございました。
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