華政(ファジョン) あらすじと感想 第51&52話 清との盟約

韓国ドラマ、【華政】の51話と52話を視聴しました。今日はちと感想から

感想

今これと同時進行で「如懿伝」という中国ドラマを見ているのですが、その舞台がまさに「清」なのですよね。華政の時代からおよそ100年後(乾隆帝の時代)を扱っていて、制作者が韓国と中国というそれぞれの立場の違いはあるとしても、なかなか感慨深いものがありまするよ😎。

清という国は、中国大陸においては少数派の満州人が支配した国なのですよね。それが成功した秘訣は、支配した地域の自治を概ね認めたことなのだそうです。皇帝(ハーン)は存在するけれど、そのハーンも地方へ行けば、その地の風習に従い、各地と良好な関係を築こうとする姿勢が奏功したらしいです👍。

この華政では、まだその国ができたばかりですから朝鮮人から「オイラト=野蛮人」として蔑まれていたけれど、時代が進むにつれてその立場はすっかり逆転していきます。それにそもそも、高句麗〜渤海時代ならともかく、高麗における王はほとんど傀儡で、モンゴルの襲来を受けるとさっさと(今日も話題に登った)江華島へ逃げたという黒歴史もありますよね💦。しかもそれ以来はずっと元の支配下に入ったわけですし

李氏朝鮮時代に入ってからも、中国との主従関係は変わっていないはずなのに、なぜにあれほど「オイラト」を軽蔑しているのか、しかも仁祖の分際で👊、とあれこれ頭を悩ませていたおばさんなのですが😁、ようやくそれが「思い違い」なのではないかと気づきました🙄。朝鮮は、明と一緒に戦ってきたオイラト=女真族が、その明を倒して中国を支配したのが気に入らなかったのですね〜きっと。それで「生き血」を飲んで盟約を交わすなど野蛮だ、と軽蔑していたのか🤔。んなこと言っても、自分たちも明の庇護下に入り「虎の威を借る狐」で安穏としていたからいかんのじゃないね👎。だからこそ光海君は、明に頼らない真の強さを身につけようとしていたのに😠。

と、ようやく納得が行ったところで、以下あっさりネタバレです

盟約式

世子嬪カン氏は昭顕世子を思うあまり、密かに貞明に会いにやってきました😨。世子に、仁祖に逆らうようなことをさせないでほしいと頼まれた貞明は、世子をそのように説得します。でも世子は、あくまでも民のために行っていることだから、いつかは仁祖も分かってくれるはずだと固辞しました😔。

その仁祖は、清の使者としてやってきたヨンゴルテ(キム・ジュンベ〜ポパイ@ポセイドン)に会おうともしません。ヨンゴルテは実在した人物で、清の八旗軍の1つ、皇帝直属の正白旗軍を率いる家柄なのです。それで世子が代わりに会いに行きました。ヨンゴルテは世子を気に入り、仁祖が盟約式に出席して君臣の盃を交わせば、朝鮮人の捕虜を全て帰すと約束します。世子は、もはやそれしか道はないと覚悟し、仁祖に直訴しました。この屈辱を忘れなければ、いつかきっと清を上回る力をつけることができると心を尽くして訴えます

仁祖はそんな世子の誠意を信じようとしますが、悪辣なヨジョンが水を刺しました💢。仁祖に、カン氏が貞明に会いに行ったと告げ口したのです。単純で疑り深い仁祖は、世子と貞明が共謀して仁祖を辱めようとしていると思い込みました🐒。「盟約式」では盃の血を地にぶちまけてヨンゴルテの顔をつぶします😱。

ほか

このヨンゴルテと一緒に来朝した朝鮮人(キム・ヨンソク〜チュ・オンジン@オクニョ)がボンスの妻に気づいた時はハラハラさせられましたね〜。でもヨンゴルテはそれすらも不問に付すと言ってくれた懐の大きな将軍だったのに👍。ちなみにヨンゴルテの通訳にはチョン・ミンスという朝鮮人が付いていたそうですから、この人がそうなのかもしれませんね。(ここでは「チョン・ミョンス」という通訳官として登場していたようです)

盟約式をぶち壊した仁祖は、早速逃げることを考えています🐒。行き先はまたしても江華島という話が出ていたけれど、どうやらカン・ジュソンが何やら吹き込みに行ったようですね。鳳林大君もこんな男を頼っちゃあかんのに

また、昭顕世子がせっかく僻地に飛ばしたジャジョムを、これまたヨジョンの入れ知恵で仁祖が呼び戻そうとしていました😔。ま、この人は結局自分で自分の首を絞めているんですけどね、気の毒なのは昭顕世子夫妻ですよ😿。宣祖も英祖もそうでしたが、親がアホだとホンマに子どもが苦労しますな😡。

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