マウス〜ある殺人者の系譜(全32話)　最終ネタバレ　心身への罰と魂の救済

こん

2023/07/20

2023/07/07

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〜「マウス〜ある殺人者の系譜」のネタバレと登場人物はこちらから💀：　マウス〜ある殺人者の系譜(全32話)　ネタバレと登場人物リストネタバレと登場人物リスト〜

韓国クライムサスペンス【マウス〜ある殺人者の系譜〜】もついに最終回を迎えました。いや〜大変だったけど実に見応えがありましたね〜👍。

以下は全32話構成の29話から最終話までをはじめとする、全体を通したネタバレです👻。できる範囲で時系列にまとめてありますので、これからこのドラマをご覧になる方で、内容を知りたくない方＝謎解きを楽しみたい方は、決してご覧にならないでくださいね。

母親たちの約束

病院で赤ん坊＝胎名チュッポクを産み落としたジウンはこの子を殺そうとしました。とそこへ看護師をしていたキム・ヒジョンが大きなお腹で現れます。ヒジョンに殺害を止められたジウンは、彼女のお腹を見て、やはり産むのか😨？と怯えました。するとヒジョンもまた、心底怯えた表情で「アノ話」を打ち明けます。以前、もう一人のサイコパスだったウ・ヒョンチョルが母親のパク・ウナを突き落として殺したのを、彼女はその目で見ていたのだそうです😱。

子どもを野放しにするのも殺すのも躊躇われたふたりは、お互いの子どもたちを交換することにしました👿。ふたりがサイコパスかどうかを見極め、もしそうだと確信できたら、躊躇なく殺す👊！ふたりはそう約束したのだそうです。こうしてジウンはチュッポクあらためジェフンをジウンに託し、のちにヒジョンが産んだヨハンを引き取ったのだそう。

その時ジウンはジェフンに、ダニエルからもらった彼の母お手製の産着を着せてやったそうで、後に、ことあるごとに映っていた「バルムと母の写真」にヒジョンと映っていたバルムはこの産着（刺繍入り）を着ていたそうです。

ふたりの母親のそれからの毎日が、いったいどんなものだったか、察するに余り有りますね。ふたりは、子供達が何かをするたびに、一喜一憂していたのでしょう。以前、ジェフンが弟のジェミンを「お仕置き」していたのを見たジウンが、ジェフンを殺そうとしたのに殺せなかったのは、この「約束」があったからです。ジウンは早速これをヒジョンに知らせたために、ヒジョンはジェフンを殺そうとして、逆にソン・スホに殺されてしまったのですね😔。

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チェ・ヨンシンの野望

この事実は既に「OZ」という組織に把握されていました。この組織を作ったのは大統領秘書室長のチェ・ヨンシンです💀。ヨンシンは、サイコパス遺伝子を持つ胎児を強制的に中絶する（殺す）法案が通らなかったことを受け、なんとかしてこの法案を通すために、ある計画を立てました。それは「サイコパス」がいかに危険かを世に知らしめるために「立派なサイコパス」を育て上げること😱。

この時点で、ダニエルやバルムがのちに語っていたように、このチェ・ヨンシンこそ最強最悪のサイコパス＝「プレデター」だと言わざるを得ませんが😤。

ヨンシンは、この計画を実現させるための要員を集めました。彼らの多くは、サイコパスに大切な人たちを殺された人々です。ソン・スホは姉を、ミンスは友人を殺されていました。ヒジンは元々国家情報院にフェンシングの優勝者という特別枠で入った後、この組織の存在を知って共感し、自ら参加したのだそうです。

彼らは「サイコパスを絶滅させる」という、一見正義のように見えても、実は狂った大義のもとに「使命感」を持ってジェフン（バルム）を守っていたのだそうです。ちなみにヨハンにも監視がついていましたが、彼は途中で「非サイコパス」だと分かり、時々盗聴などで行動をチェックすることになったらしい。

こうしたヨンシンの悪事は、ダニエルとヒジンが、最後、ホンジュの番組＝シャーロック・ホンジュで明らかにしてくれました。ヨンシンは逮捕されながらも、上からの圧力で勾留を解かれそうになりますが、ヒジンが密かに録音しておいた「バルムにどんどこ人を殺させろ」と言う本人の声が出てきたことで、ついに逮捕されます🎉。

それでも３年後には赦免されてしまうのだけれど、彼女を迎えにきた運転手が車内で彼女を刺殺しました😲。この運転手が何者かは分かりません。彼女を許せなかった有志のひとりなのか、はたまた何者かによる「口封じ」なのか？？🧐

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クリョン一家殺害事件の真相（今度こそホント💦）

なんとジェフン（バルム）は、家族を一人も殺していなかったそうです😨！？思い込んでいたのはバルムじゃなくてアタイだったのね💦。（育ての）母のヒジョンを殺したのは、以前も書いた通り、ソン・スホでしたが、そこに継父が帰ってきたため、スホは（秘密を守るために）彼も殺したのだそうです。

スホは証拠を消すために家に火をつけました。彼はその家に子ども＝ジェミンとジェヒ（アン・ソヨン〜ソン・ソジン＠一度行ってきました）がいることを知らなかったのだそうです。ジェミンは、お兄ちゃんらしくジェヒを逃し、自分は亡くなってしまったらしい😭。

バルムは、その言葉通り、家族の仇を討つために警官となり、スホを殺したのです。でもどうやらそれを「誘導」したのはヨンシン〜OZだったようです。実際のバルムは、おそらくヨハンに会って彼のようになりたいと願った時から、殺人欲求を抑えていたそうなのです🌹。ヨンシンはこれを不満とし、バルムに「トリガー＝引き金」を与えました。それが「家族を殺したソン・スホ」だったのです😱。

これは言っても仕方のないことなんだけど、こんな悪魔のような計画さえなければ、もしかしたらバルムは、一生、わんこやニャンコは傷つけても、人だけは殺さずに生きていけたかもしれなかったかもしれません💦。

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サイコパス遺伝子はすべからく悪か？

ヨハン

ヨハンは、幼い頃から「サイコパスの息子」という理由で皆から苛められてきました。でも本当はとても心優しい人物だったことはもはや言うまでもありません。あの右目の上にアザのある足の悪いわんこも、傷つけたのはジェフン（バルム）だったそうで、ヨハンは（たぶん）ボンイを助けた帰りに、家に連れ帰っただけのようでした。

そんなヨハンに、ダニエルが連絡してきました。彼は最近起きている連続殺人事件についての情報を教えるとヨハンを呼び出したらしいのですが、そこでOZに襲われてしまいました。ダニエルを助けたヨハンは、ダニエルから、国家情報院の「科学技術情報通信部財務３チーム」について教えられたそうです。ヨハンは、そのあまりにもショッキングな内容をすぐには信じられなかったため、親友で科学技術情報通信部に勤務していたキム・ジュンソンに調べてもらうことにしたのだそう。誰もがヨハンを忌み嫌う中、唯一優しく接してくれたジュンソンは、ハッキングが得意だったらしい😎。

ジュンソンはそこで「OZ」という秘密の組織があることを知り、ひどく怯えていました。ヨハンの地下室にあった「バルムが殺した被害者の写真」はすべてそのハッキングで手に入れたものだったそうです。

ヨハンは、幼い頃に会ったジェフンを覚えていて、この「連続殺人」は彼の仕業ではないかと思って調べたのだそうです。チグクの手術をした時に付き添ってきたバルムの一瞬の目つきを見て、バルムが「あの子」で、チグクを刺したのもバルムではないかと悟ったのだそう。それに加えて、ハン・ソジュンが本当に自分の父なのかどうかも、医師の立場を利用して調べあげました。そしてついに「ジウンの嘘」を知ったのだそうです。

そんな時にガンナンが地下の写真を見てしまったことに気づいたヨハンは、彼女に害が及ぶのを恐れて、慌てて彼女の後を追ったのだそう😨。でも時既に遅し〜でバルムはガンナンを殺してしまいました。これを目撃したヨハンがジュンソンの上着を着ていたために、バルムはジュンソンを殺したのだそうです。

たった一人の親友を殺されたヨハンは、バルムを殺そうと決意しますが、そこをムチに見つかって撃たれてしまいました。が、病院に搬送された後、彼の容体は回復に向かっていたそうで、それを邪魔したのはソジュンだったのだそうです☠️。

ヨハンが「サイコパス」と誤解されてムチに撃たれたと知ったジウンは、病院で、意識を失っているヨハンに全てを告白して謝罪しました。その告白をね、ソジュンが聞いていたのだそうです😱。ソジュンはヨンシンから「バルムを助けろ」と頼まれて病院に来ていたのですよね。最初は断ったのに気が変わったのは、このジウンの告白を聞いかたらなのです。

ソジュンは病院の院長に「生きた脳」が欲しいと伝えたそうです。ちょうどいいのがあるじゃないか？誰がサイコパスを助けたいと思っている😈？「国民の息子」であるバルムを助けることこそ、ヨハンとソジュンの贖罪になる〜彼はそう院長を騙したのだそうです。本当の息子＝バルムを助けるために☠️。

だから、ヨハンを殺したのはソジュンであってムチではなかった、と言うわけです👍。

ついに真相を突き止めたホンジュは、その番組にソン姉弟の母ミジュン、およびボンイを呼び、ヨハンへの感謝を告げてもらいました💐。子供達を失って絶望していたミジュンを励まし、再び生きる希望を与えてくれたのはヨハンだったのだそうです🌹。

ちなみに、このホンジュからも、ジウンのせいでヨハンは一生苦しんできたと批判されたジウンは、崖から身を投げて、そのヨハンのそばへと旅立ちました。

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バルム

一方のバルムは「生き残った家族＝ジェヒ」の居場所を突き止めて、彼女の暮らす「聖母・愛の家」を訪れました。以前そこで「ミカエラ」と呼ばれていた女性がジェヒだったそうです。ジェヒには既にヨハンも会いに来ていました。ジェヒを通して「ヨハンの話」を聞くうちに、バルムは、ジェヒの本当の兄は自分ではなく、ヨハンだったと気づきます😱。それで全てが納得できました。今自分に「良心」が芽生えているのはひとえに「（かつてああなりたいと願った）ヨハンの脳」のおかげなのです😭。

バルムは「にゃんにゃんサイト」に投稿されていたフンソク（ヒジン？）の情報から、ふたりの居場所＝済州島にやってきて、ヒジンからすべてを聞き出しました。

その一方で、ムチとボンイ〜これまではバルムの一番の味方だったふたりが、バルムの正体に気づきます😨。ムチは、チグクが殺害された当時の「矛盾」を解き明かしていて、またボンイは、バルムの腕にあった傷跡と、ガンナンが握りしめていた写真の「ボタン」から、この真実に辿り着きました。ガンナンは以前、バルムのシャツのボタンが取れていたのを見て、ボンイの制服からボタンを外して、付けてやったようなのですよね。で、写真にそのボタンが映り込んでいたから、ガンナンは最後にそれがバルムだと気づいたようなのです🧐。

またムチがバルムを疑うのを見て、バルムの無実を証明するために真相を追求しようとした落下傘ことシン・サンは、バルムの家で見つけたジュンソンのノートブックを解析しようとしたために、OZに殺されてしまいました。ミンスはなんとかしてこの悲劇を防ごうと、組織に先んじてノートを奪おうとしたのですけどね。もうじき娘が生まれるところだったのに、本当に可哀想なことをしました。

ムチは、この死に慟哭してバルムを恨みますが、この時は、幸いなことにカン・ギヒョクがバルムを追って済州島に来ていたので、罪を着せられずに済みました💦。

真相を知って激怒したバルムは、その手でヨンシンを殺しに行きます。でもヨンシンは、むしろ「殺してほしい」とのたまいました。も〜自分を殉教者とでも思っているのでしょうか😤。でもバルムには殺せませんでした。もうバルムは「サイコパス」ではなくなっていたのです。それはヒジンもそう評価しました。ヒジンは、バルムが、バルムを殺しに来たボンイを助けたことも知っています。

バルムは、もう一度彼を殺しにやってきたボンイに「自首させてほしい」と懇願しました。ボンイもまた、一生苦しめ！と罵ります。ムチもバルムを殺そうとしましたが、ホンジュに止められました。ホンジュは、バルムにソジュンを殺させようとしていたのです。

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サイコパス遺伝子を持つ胎児の中絶法案

息子のサンを殺されたソンユンは、大統領に選出されました。そして彼はかつて反対をしたサイコパス遺伝子を持つ胎児の中絶法案の可否を国民投票に委ねます。結果は圧倒的賛成多数で通過となりました。

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ホンジュの反撃

ダニエルを救って真相を知ったホンジュは、バルムにプレデターたちを殺させた後、バルムとヨンシンを破滅させるつもりでした。また自分もその昔、ソジュンに命じられたとはいえ、スジョンを死に追いやってしまったことや、バルムに殺人をさせたことを償うために、全てを暴露した後は、自分も自首して出たそうです。

彼女に手錠をかけたのは、実父のドゥソクでした。ドゥソクは、なぜ戻ってこなかったのかと娘を責めますが、ホンジュは、弟を死なせてしまった罪悪感からどうしても戻れなかったと泣きました。３年後に出所してきたホンジュは、ユファやウンチョン、そしてどうやらジェヒ（＝ウンチョンの叔母さんだものね🤗）も一緒に、今度こそ幸せに暮らせるに違いありません💜。

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最も残酷な復讐

バルムは「死刑宣告」を受けました。ムジン拘置所に移された彼は、キム・ギョンテの仲間で服役中だったハン・スチョルを脅します。お前を殺し損ねた😈。スチョルは大騒ぎしたため、刑務官のドングがやってきました。バルムはわざとドングを挑発して独房の中に入らせます。ここでドングを襲いながら、ソジュンの独房の扉を開けてほしいと頼みました。

バルムはついにソジュンを殺します。何度も何度も、皆の分の恨みを込めて、その体にナイフを突き立てました。僕が全てを終わらせないと！

その後バルムは「脳をネズミに齧られているような激痛」に襲われながら、残された日々を過ごしたそうです😭。ドゥソクとミンジュに、面会に行くよう強く勧められたムチが渋々会いに行くと、バルムの顔は苦痛と後悔に満ちていました。そのバルムは、自分の財産はすべて被害者遺族のために使ってほしいと頼みます。そして最後にボンイにもう一度会いたい、と伝えました。