たった一人の私の味方　ネタバレと感想　第45＆46話　ひたすら切なすぎてもらい泣き

ドンチョルの手紙

ドランは再びスイルの部屋行き、あの箱を取り出しました。今度は鍵がかかっていたので、あちこち捜して鍵を見つけます。そこで今度はじっくりとドンチョルの手紙を読みました。

ドンチョルは手紙の中で、今の自分があるのはすべてスイルのおかげだと事あるごとに感謝しています。幼いドンチョルが（おそらくは）ひもじさに盗みを働いた時、スイルはこれを庇って自分が少年院に入ったのだそうです。それから兄貴の人生は狂ってしまった。なにもかも俺のせいだ。

ドンチョルはスイルに「控訴」を勧め、金は俺が何とかする、と訴えていました。兄貴は俺にとって誰よりも大切な人なんだ！

ドランにとって誰よりも大切な人だったドンチョルがそう語っていたのです。ドランはもう迷いませんでした。

アッパは私が守ってみせるわ！でも、デリュクさんはどうしよう？

亡き母にそう呼びかけるドランがまた哀れでなりません。

苦渋の決断

ドランは断腸の思いで離婚を決意しました。デリュクを外に呼び出してそう告げた時には、既に家から荷物を運び、以前デリュクからもらった通帳と指輪、そしてジングクのプレゼントの車のキーも置いてきたそうです。

信じられない面持ちで帰宅したデリュクはこれを見て驚きました。ドランは決して生半可な気持ちで離婚を切り出したのではないと察したからです。デリュクはすぐにスイルのもとを訪ねましたが、ドランは来ていませんでした。スイルも心配して捜しに行きます。

そのスイルが戻ってきた頃ドランがスイルのもとへやってきました。憔悴しきったドランの顔を見たスイルは、何も言わずに家に招き入れます。ドランは疲れたからと食事も断って部屋に入りましたが、まんじりともせずに一夜を明かしたようです。それはデリュクも同様でした。

翌朝デリュクは早速ドランに会いに来ます。デリュクは、ドランが家を出たのはウニョンのせいだと思い込んでいるので、ドランと一緒に家を出て別居しようと提案しました。でもドランは、いったい何しに来た、昨日言ったことは本心だ、早く離婚してくれ、の一点張りです。

それでもデリュクが応じないので、ドランはウニョンを呼び出しました。ドランは、デリュクの嫁になる資格はなかった、離婚したいがデリュクが応じないので説得してほしいと頼みます。ウニョンは、てっきりドランが謝ってくるものだとばかり思っていたらしく、この態度を「生意気だ」と激怒しました。家に帰ると早速皆に、二人を離婚させる！と息巻きます。

これにはデリュクはもちろん、グムビョンも呆れ果てました。若い嫁が姑の苛めに遭って離婚を考えるほどつらい思いをしているのに、それを止めずに唆すとは何事か！

誤解

デリュクがドランを捜しに行った際、ヤンジャを訪ねたことでまた話がややこしくなりました。ヤンジャも、そしてデリュクも、ドランが離婚を言い出したのは例の5000万ウォンが原因だと思い込んでいるのです。それはウニョンも同様です。

ヤンジャは「私が5000万ウォンを返す！」と豪語しました。そのくせ出かけたのはゴレのところで、何とか5000万ウォンを都合してほしいと泣きつきます。一生懸命働いて必ず返すわ！

でもゴレは、その金は自分が借りたようなものだから、自分が払うと約束してくれました。

ヤンジャ、してやったり

ヤンジャは早速口座に振り込まれた金を下ろしに行き、大げさに見えるようカバン一杯の札に替えてもらいました。これを持ってワン家に押しかけ、中身を床にぶちまけます。たかがこれっぽちの金で、よくもうちのドランを侮辱してくれたわね！！

こ～れは、グムビョンの髪むしりと同じぐらい痛快でした。まあお金をあんな風に扱っちゃいかんけど、気持ちは分かりますよ。

グムビョンの説得

そのグムビョンは、なんとかドランを説得しようとスイルの家へやってきました。ウニョンとは離れて暮らせばいいと語り、デリュクと家を出て別居するよう勧めます。そうすれば楽しく暮らせるわ。

でもドランは承知しません。離婚はウニョンのせいではないのだと説明しました。どうか、縁が無かったと思ってください。

真相

グムビョンが諦めて帰宅しようとした頃、スイルが戻ってきました。グムビョンはスイルに謝罪した上、なんとかドランを説得してほしいと頼み込みます。スイルも、これまではドランの気持ちを尊重して黙っていたのですが、さすがに黙っていられなくなりました。するとドランも語気を荒げてきます。

いったいどうしたんだろう？

そう思っていた矢先、スイルに遠慮をして釜山に引っ越したはずのドンウォンが訪ねてきました。ドンウォンはドランに「塀の中で世話になった」と口を滑らせたことが気になって、スイルに話しに来たのです。スイルは、まさかドランが知るはずはない、とその考えを打ち消しましたが、これが「離婚」に結びつくのにそう時間はかかりませんでした。

一方のドランは、何度も復縁を迫るデリュクの誠意に耐えられず、ついに真相を打ち明けてしまいます。ショックを受けたデリュクは一晩飲みあかし、翌日になってもう一度ドランを訪ねてきました。

デリュクはスイルが家に来た頃からずっとスイルは立派な人物だと感心していたそうです。そのスイルがドランの父だと聞いた時も、確かに驚いたけれど、良い人が父親で本当に良かったと安心したのだそう。お義父さんが殺人犯だなんて信じられない！

この会話は当然スイルの耳に入りました。スイルは、デリュクが去った後ドランの前に現れて、涙を流しながら尋ねます。

離婚するのは俺のせいか？俺が殺人犯だからか？

ドランは必死で否定しますが、スイルの耳には届きません。スイルは泣きながら走り出しました。車道も構わず突き進みます。挙句に川にどんどん入っていきました。ドランは懸命に止めようとします。アッパ！アッパっ！！

スイルは、俺など死んだ方が良いのだ、ドランの近くにいてはいけない！と泣きわめきます。それでドランは、それなら一緒に死のう！と言い出しました。今さら死ぬなんて言い出すぐらいなら、なぜ私の前に現れたの？！父さんが死んでも、私は父さんの娘なのよ！！父さんなしでは生きられないの！！

スイルは泣きながらドランを抱きしめ、謝りました。

それでもスイルは悔やんでも悔やみきれない様子です。そんなスイルにドランは、スイルはこれまでずっと罪人として苦しみながら寂しく生きてきたが、出会ってからはずっとドランを守ってくれた、今度はドランがスイルの側にいてスイルを守る、と約束します。だからどこにも行かないで。死なないで。私の側にいて。

スイルは涙が止まりません。

デリュクの決意

そしてデリュクも決意します。たとえスイルが昔罪を犯したとしても、今は愛しいドランの父なのだ、と過去も丸ごと受け止めることにしたようなのです。そうでなければ、予告でジングクとウニョンがドランを迎えに来ませんよね。

冤罪の可能性について（再）

そして例のホームレスは、スイルに黙って、スイルの店の周りを掃除していました。スイルはこの姿を見て、ホームレスがパン欲しさにしたことだと誤解したようですが、そうではないようです。おそらくは「罪滅ぼし」のつもりなのです。

またドンチョルも「控訴」を口に出すこと自体、冤罪の可能性があるということですよね。これはおばさんの妄想ですが、きっとスイルは自分が殺したという確信（記憶）は無かったのではないでしょうか。でもって、それをドンチョルに話したから、ドンチョルは控訴しようと勧めたのではないでしょうか。でもスイルは自分が乱暴を働いたのは事実なのだから、と諦めてしまったのではないでしょうか。

感想

もう自分の中では終盤の展開が目に見えています。あの底意地の悪いダヤのせいでスイルの過去は暴かれるのでしょうが、このホームレスがきっと勇気を振り絞って真相を告げてくれるに違いない～それもすべてはスイル自身が徳を積んできたから。

本当にそうだと良いですよね～信じましょう。来週の放送も楽しみですね。

これまでに視聴した韓国ドラマの視聴リストはこちらです：　視聴ドラマ一覧～韓国ドラマ編

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