緑豆の花 あらすじと感想 24〜26話 命が尽きるまで
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【緑豆の花】の24話「参禮(サムレ)挙兵」、25話「届かない軍需物資」、26話「命が尽きるまで」を視聴しました。これはまた胸苦しくなるほど切ないエピソードでございましたね。以下ネタバレのあらすじです。
参禮挙兵
わらじ買い占めの件から「蜂起」に気づいたイヒョンとチャンウクは、執綱所の護衛兵たちに追われたため、ジャインに助けを求めました。こちらも出征の準備をしていたドッキは動揺しながらも、彼らを匿うふりをして物置に閉じ込めます。ところがその物置には草鞋が山のように隠してあったため、イヒョンたちはジャインもボンジュンの仲間だと知り、扉を壊して逃走します。イガンはその後を追って止めようと=殺そうとしましたが、どうしても引き金を引くことができずにいたら、チャンウクに殴られて気絶してしまいました😔。
ボンジュンはイヒョンを全州から出さないよう命じました。またイガンを別働隊の隊長に復帰させます🌹。他の接長たちもこれまでの対応を謝罪してくれました。北接も蜂起に賛同すると聞いたイガンにポドゥリは、早く元気になって「連合軍」の先頭にたてと励まします。またゲナムも、連合はできないけれど挙兵して漢陽に行くと約束してくれました。
こうしてボンジュンはついに布告文を発表しました。国を守る覚悟がある者は全羅道と忠清道の境である参禮に集まれ!
また執鋼所のユウォルも挙兵を支援する旨を伝えました。その堂々とした仕切りぶりには、執事のナムさん(チョン・ソンチョル)はもとより、チェ氏やイファまで誇らしげです。立派でしょ?😍
郡守のパク・ウォンミョンは刑房のオクセに、全面的に執鋼所を補佐するよう命じた上、郷庁の座首であるソクジュにも、両班が傍観していて良いのか、と檄を飛ばしました👍。
ソクジュは、両班も挙兵して戦うと答えます。その言葉通り、早速両班を集めて「勤王兵」を結成しようと促しました。東匪ですら斥和を叫んで挙兵しているのに、我々が何もしないでは聖賢と先祖に顔向ができない!💢
そしてミョンシムには、自分が留守の間は執鋼所に助けを求めるよう命じました。そのミョンシムは早速執鋼所に赴いてユウォルを手伝います。その姿を見たペク家では動揺が隠せませんでしたし、ソクジュがこれを許したと聞くとますます驚きました😵。
一方の高宗は、ついにボンジュンが蜂起すると聞いて喜んでいます。挙兵を知ったギュテはでも、日本側の対応を憂慮していました。あいつらが自分達の血を流すはずがない👎。その推理は見事に的中します。井上は高宗に曉諭文(ヒョユムン〜民をなだめる文)を書いて、倡義軍を解散させるよう脅しました。高宗が断ると「暴徒の黒幕は高宗か」と詰め寄ります。こうして朝鮮は日本と連合して倡義軍を討伐することと相成りました💀。しかも連合とは名ばかりで、実際は日本軍の指揮下に入って「同胞を殺す」手伝いをさせられるのです。
革命
驚いたのは倡義軍です。そもそも今回立ち上がったのは、この曉諭文を書いた高宗の密書により、日本と戦うことを決めたのです。それなのに、その本人から「謀反人」呼ばわりされるとは、これほど理不尽な扱いはありませんよね😡。全羅道の観察使=キム・ハクジンは、倡義軍を止められなかった罪で罷免されました。
これを聞いた古阜郡守のパク・ウォンミョンは、逃げ隠れするどころか開き直って、オクセにも義兵になるよう勧めます👍。勤王兵の副官にオクセを抜擢したのです。その勤王兵も曉諭文をこれ幸いと半数以上が参加を取りやめたそうです。が、ソクジュは「本当の両班」になりたいと初心を貫き、兵隊になるなどと聞いて目をまんまるくして驚いたオクセも、最後には覚悟を決めて笑顔で参加しました🌸。
またイガンはボンジュンに「王のために戦うのではない」と語ります。イガンが戦うのは自分の大切なものを守るためです。自分や家族、その村、そして「新しい世界」を見せてくれた執鋼所〜生まれてからずっと「人間扱い」されずに生きていたイガンを初めて人間扱いしてくれたのが執鋼所だったのです💐。
参禮に集まった者こそ、本物の義兵であり、王が何を言おうと関係ありません。その「本物の義兵たちの戦い」を「革命」と呼ぶのだそうです。戦争は憎悪が生み出すが、革命は「愛」によって生み出される。
ボンジュンは、皮肉にも、王が革命への道を開いてくれたと語りました。あとは振り返らずに走るだけだ!
その後、ナムさんやイ・ソンゲ(チェ・サンウ)&バンウォン兄弟もやってきます。が、肝心の弾丸が届きません。せっかく用意した大砲や回旋砲もこれでは役に立ちません。
届かない軍需物資
その弾丸を運ぶのはジャインの役目でした。ジャインは、次に参禮で会ったらずっと一緒にいようとイガンと愛を誓い合い、父のボンギルにも「倡義軍を支援する自分が誇らしい」と語っていたのですが、イヒョンに行手を阻まれ、軍需物資を全て奪われてしまいます😨。イヒョンはボンギルを脅し、行商人たちにジャインとドッキを裏切らせました😈。ジャインは断腸の思いで屈服しましたが、ドッキは、そんなボンギルは見たくなかったと袂をわかち、倡義軍に合流します。これまで「敵」だったヘスンとは、戦いが終わったら一緒にマッコリでも飲もうと固い握手を交わしました💕。
ボンジュンは皆に問いかけます。
我々に足りないのは弾薬だけではない。外敵と戦う義兵なのに、助けてくれる国王も、朝廷も官軍もない。だが我々には守るべき国があり、守るべき民がおり、守り抜く闘志がある。勝てるかどうかは分からない。が、戦わねば「文明の仮面をつけた野蛮人」に支配されてしまう!
イガンが真っ先に手を上げました。戦おう!敵を追い出して人即天の世界を作る!ソクジュもこれに続きます。戦いましょう!行こう!!ボンジュンは号令をかけました。両湖倡義領袖の名で命じる。全軍出征し、公州を陥落せよ!!
一方でイヒョンはジャインに断言します。文明国の戦いは、首脳部を降伏させたら、善良な義兵まで殺さない。ジャインは死ぬほど悔しがりましたが、せめてイガンの戦う様が見たいと、軍営までやってきました。そしてすぐにイヒョンの言葉は間違っていたことが明らかになります。日本政府は、東学に関わった者を一人残らず殺戮するよう命じてきたのです😡。
その頃イガンは、死ぬ覚悟を固めながらも、死ぬのが恐ろしいと語っていたジャインを心配していました。ジャインから再びはめてもらった手袋を見つめるイガンを見たポドゥリは、ジャインはきっと無事でいると慰めます。自分もイガンを想っていたから、ジャインを想うイガンの気持ちがよく分かると伝えました。思わず動揺したイガンにはでも、自分には腕輪があるから大丈夫だと微笑みます。これを見ていると気持ちが落ち着いて心配事もなくなる。一番頼もしい戦友がくれたからね🤗。
イガンはじっとポドゥリを見つめながら、よかった、と答えました。そしてポドゥリもまたイガンにとって一番頼もしい戦友だと伝えます。ポドゥリは、光栄だわ、と答えて去っていきました。
命が尽きるまで
戦いの前夜、ボンジュンはソクジュと「牛禁峠=境界」を見つめながら、戦いが終わったら、ソクジュの家で(名物の)菊花酒を飲ませてほしいと頼みました。ソクジュは無理だと答えます。今年は菊花ではなく山葡萄なのだそうです。いつでも来い😏。
ボンジュンは全員による総攻撃を命じました。倡義軍はそのほとんどが竹槍と刀で戦うため、最新鋭の武器を使う討伐軍にはまったく歯が立ちません。皆次々と撃たれて死んでいきました。ナムさんも、トンロッケも、そしてその息子たちも亡くなります😭。それでも皆、一歩も引きません。その姿にはイヒョンも恐れをなしたほどです。(さっさと降参しないなんて)どうかしている!😱
倡義軍の中からも解散すべきとの声が上がりました。が、イガンは仲間に呼びかけます。
「犬のフン」という名の接長はどれぐらいいる?俺は「アレ」だった。今日「村の犬」も死んだ。家畜だってそんな名前で呼んだらダメだ。だがそれがこの世の現実だ。人の上に人がいて、下は家畜と同じ。だから戦った。ここは奴婢も接長、両班も接長、庶子も接長、王様も接長!
解散したら、命は助かっても接長ではなくなる。日本人が両班の代わりになって、また家畜のように生きねばならない。だから俺は戦う。たった数ヶ月だったが、人が平等に接する世界で生きてみたら、もう別の世界では生きられない!だから俺は戦う!!たとえ一瞬でも、人間らしく生きて、人間らしく死にたい!
皆泣きながら立ち上がって声を上げました。行くぞ!!
ソクジュは、自分が間違っていたと気づきました。境界とは日本との決戦の場所ではなく「心の中」にあったのです。ボンジュンもまた、彼らは既にこれを超えた、と感慨深げに同意しました💜。
勝利を確信して油断していた討伐軍の軍営を、倡義軍が奇襲し、駐屯軍を撃破します。が、その後すぐに回旋銃にやられて、ドッキも捕まりました。その頃ジャインは軍営の中で懸命にキリストに祈りを捧げていたそうです。翌朝ジャインが外に出てみると、ちょうどドッキが射殺されるところでした。ドッキはジャインを目にし、最後に会えてよかった、と微笑みます。いい人生だった。ジャインは動かなくなったドッキにすがりついて慟哭しました。おじさん、私が悪かったわ!!
そのドッキは前夜の戦いで手負いのギュテを見つけると、殺すことができませんでした。ギュテもまた、日本兵たちと共に、倒れている義兵たちにとどめを刺しに行くと嬉しそうに語った同僚を見て激怒しています。
その一方で、同胞の遺体が山と積まれた中、チャンウクはその懐をあさって金を奪い取っていました。ナムさんの遺体を見つけた時は、イヒョンと一緒にショックを受けていたようでしたのに。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
んも〜アタイはその頃すっかり爆睡中でしたよ。最近不眠が続いていたのですけど、昨日は9時にはもう寝ていました(記憶がない・爆)。
本当に辛いですね〜。ああして命懸けで戦った先祖がいたからこそ、今に生きる方々の強い精神があるに違いないと胸を熱くしておりました(/_;)。こん