緑豆の花

緑豆の花　あらすじと感想　７＆８話　覚醒と絶望

こん

2022/10/05

2022/09/05

〜「緑豆の花」のあらすじと登場人物はこちらからご覧いただけます🌸：緑豆の花あらすじと感想一覧〜

【緑豆の花】の７話「弱者の戦い」と８話「黄土峴の戦闘」を視聴しました。東学党の乱という歴史的事件を描く一方で、同じ父親の息子でありながら、まったく違った人生を歩んできた兄弟が、この乱をきっかけに、それぞれまったく逆の道を進んでいる（歩まされている）というコントラストがまた実に見事ですね。以下２話分まとめたネタバレです。

兄弟の進む道

イガン

イガンは、義兵としては認めてもらったものの、そこには古阜出身の者も多かったため、「仲間」としてはなかなか認めてもらえませんでした💦。しかも、右手を怪我してしまったので、武器もろくに扱えないという理由から、せっかく手にしていた銃も取り上げられてしまいます😨。数少ない銃だから、扱える者に渡したいというのが理由でした。

イガンは、そう言って銃を取り上げたヘスンに食ってかかりますが💢、ヘスンは強くてイガンの敵う相手ではありません。が、あんな仕事をしていたので嫌われてはいたけれど、生来は明るくて人好きのする真面目な性格のイガンは、ヘスンの繰り出す技に感心し、自分も唐手を練習することにしました👍。その様子を見ていたボンジュンは、世の中を変えるのは「弱者」だと教えます。

またヘスンも、人知れず努力していたイガンを認め「別働隊」として活躍する場を与えてくれました💜。イガンは、自分を批判する仲間は冗談で交わし、与えられた仕事を真面目にこなしていったため、他の仲間からもまずまず受け入れてもらえるようになります🤗。

極め付けは、別働隊で移動した際、行商を装っていたはずが、東匪＝東学教徒だと知られそうになった時、相手の中にドッキを見つけたイガンの大芝居でした😁。イガンはドッキを「兄貴」呼ばわりし、いかにも「行商仲間」のふりをしてその無事を喜んで見せたのです。ドッキも突然のことに何も言えず、ただただ抱きしめられていました😵。

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イヒョン

これまで大事に大事に育てられてきたイヒョンは、もはや親の庇護もない戦場で、文字通り命がけで戦っていました。唯一母が持たせてくれた金は仲間から狙われる理由となり、心休まる暇などまったくありません。その上、汚れた水を飲んで腹を壊し、すっかり弱ってしまいます😭。そこへたまたまジャインがやってきて面倒を見てくれました。ジャインはまたミョンシムから「刺繍をした着物」を預かってきていてイヒョンに渡してくれます💐。

それまでは良かったのだけれど、イヒョンはついに、自分を陥れたのはソクジュだったと知ってしまいました😱。イヒョンの経歴や働きぶりを評価した郡守が、赴任後に見た「科挙を受験する名簿」の中にイヒョンの名があったと語ったからです。チャンウクはイヒョンに、名簿を燃やしたのは東学教徒だと教えましたが、もしそれが事実だとすると、その後に赴任した郡守が名簿を見るはずがないのです😤。

イヒョンはチャンウクを脅して事実を聞き出しました。文字通り師兄と慕い尊敬していたソクジュが、自分を死地に送ったと知ったイヒョンの絶望はいかばかりだったでしょうか。しかも、直接会いにいって探りを入れると、ソクジュはシラを切り通します👎。ミョンシムとの結婚に反対なのは、婚礼を伸ばそうとする態度からも明らかなのに😡。

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黄土峴の戦闘

倡義軍は黄土峴で監営軍と激しく争った末、大勝利を収めました。ボンジュンから「嬉しいか」と聞かれたイガンはでも、複雑な心境だと答えます😔。たとえ「敵」とはいえ、人を殺すということがどれほど虚しいことなのか、身をもって体験しているのです。それは、貧富＆強弱〜どちらの境遇にも置かれたためにそれぞれの心情や状況を理解できるイガンならではの答えかもしれません。そんなイガンをボンジュンは大いに評価していたようです🌹。

一方ではジャインが倡義軍に捕まりました😨。ジャインの父の都接長が大勢の東学教徒を殺したこともあるとかで、恨みを買ってしまったようなのです💦。が、ジャインがイガンの知り合い（恋人？😏）らしいということから、別働隊はジャインを過激な仲間（珍山の義兵）から庇ってくれました😍。この時もまたイガンは持ち前のジョークで持って相手の心を和らげています。ジャインはボンジュンの「情人」だということにしたのです😅。この珍山の義兵はユン・ギュンサンさん（ムヒュル＠六龍が飛ぶ）やイ・ジュニョクさん（イ・ジュニョク＠ストーブリーグ）でしたね😲。

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まとめ

これまで「あれ」と蔑まれて人間扱いされなかったイガンは「大義」を得たことで人間らしく生き生きとする一方💕、イヒョンは、戦争という名目で人を殺さねばならぬのみならず、近しい人の「裏切り」によっても人間らしい心を失っていく😔。なんとかこの兄弟が心を一つにし、互いを励まし合って生きていければ良いのですが。