検事ラプソディ ネタバレと感想 第8話 女はつらいよ
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イ・ソンギュンさん主演の「検事ラプソディ」の8話はまた実に素晴らしかったですね〜❣️。特に某大河ドラマで「女の敵😤」を見ちまった後だったから余計に感動的でした😻。以下早速ネタバレです。
"女性"のハンディ
今回は「女性が社会で働く」ことがどれだけ大変なのか〜その様子と理由(背景)が実にシニカルな視点でもって描かれていました👍。
出勤前
「戦い=差別👿」は朝から始まっています。
ほとんどひとりで双子の赤ちゃんを育てている新米ママ=オ・ユンジン
双子の赤ちゃんを、ほぼ一人で育てているユンジンは朝6時に起床します。子供たちが泣き出すのをなだめながらなんとか起きてあくびをしながらミルクを作り、一人ずつこれを飲ませます。それでもう7時です。それから悪戦苦闘して、あっという間に8時40分になりました😨。そこでようやく夫であるサンウ(ホ・ヒョンギュ)の母(キム・ミンギョン)が手伝いに来てくれます💜。その頃には身支度も終え、泣き喚く子どもたちに後ろ髪を引かれる思いで家を出ます。ハイヒールを履いて走り、ようやく職場に着くのはいつも一番後です💦。それがおそらくは8時45分頃なのでしょうか🙄。
専業主婦を妻に持つ夫=ホン・ジョンハク
朝食の支度は一切妻任せ🐵。妻は、辺りがまだ暗い朝の6時半には夫を起こさぬようにそっと起き出して朝食を用意し、ご飯を茶碗によそいながら夫を呼ぶ。ヨボ〜、ご飯ができたわよ、起きて。それが7時半です。それでもジョンハクはなかなか起きずにベッドでうだうだしていると、妻が起こしにやってきます。あなた、早く起きて食べて。遅刻するわよ。ジョンハクはそれでもまだ粘ります。あとちょっとだけ🐵。
ジョンハクが食卓についたのがおおよそ8時半で頃す。しかも、せっかく妻が1時間もかけて用意した朝食を「朝は食欲がない」などとのたまいます。だったらもっと早く起きてお腹が空くように動け!って話でやんすが。
そのくせ、職場に到着してゆうゆうとエレベーターに乗り込んでいると、ユンジンが走ってきます。ちょっと待って!そのユンジンに偉そーにのたまうジョンハク。走らなくて済むように、もう少しだけ早起きしたら?🐵

独身のミョンジュ
ミョンジュが起きるのは午前7時です。ジョンハク妻がジョンハクを起こしている7時半頃、冷蔵庫を開けて、買い置きしてあったサラダ?を食べ始めました。ジョンハクがまだうだうだしている頃には食べ終わり、シャンプーをして髪を乾かし、着るものを選んでいたのが7時45分です。それから口紅を塗り、鞄を持って家を出たのは8時半頃。8時40分にはあのコーヒーショップでエスプレッソを購入します🌹。
単身赴任中のソヌン
官舎で後輩のジョンウと暮らしているソヌンが起きるのは7時45分です。ジョンウより先にトイレを済ませ他頃に、ジョンウが起きてきて、そのあまりの臭さに悶絶していたのが多分8時を少しすぎた頃でしょうか😅。ソヌンは涼しい顔で、急がないと遅れる、などとのたまってます🐵。ふたりは8時半には近くの店で朝食を済ませました。
周囲の評価
上司から
そうした朝を経た次は仕事で評価されます😈。最近は自転車通勤が辛くなったらしいミノは、先月の未済事件について叱咤しました。ミョンジュが処理したはずなのに、また溜まり始めたというのです。その最たる理由がユンジンの処理件数でした。ミノは「育児が大変なのは分かる」と配慮した「ふり」をしますが🙈、ユンジンは一切言い訳をしません😔。無神経なミノは「ソヌンを見習え」とのたまいました🐵。子どもが転校しても仕事ぶりはいつもと同じだ。増えも減りもしていない。(いや、ソヌンは子どもと同居していないから、そもそも比べる方がどうかしている😤)極め付けは「同性(で独身)のミョンジュ」を手放しで褒めたこと👎。
ユンジンは我慢できずにジョンハクに不満をぶつけました。ミノは、未済事件を数える時は決して配慮しないくせに、注目されそうな事件が舞い込むと「育児で大変だろうから」とユンジンを担当から外すのだそうです。そもそも「苛め」はユンジンの担当だったらしいのに。
またそんな時に限って子どもが熱を出します😥。それも双子だから一人発熱するともう一人も必ず漏れなく付いてきます😈。姑は腰が悪いので双子を病院に連れて行くのは不可能です。ユンジンは「午後は面会事案がない」と思い込み、ミノの許可をとって一人を病院に連れて行きました。が、実際には参考人が来ることになっていたそうで、結局は30分も待たせることになったのだそう😨。
ミノは、いっそのこと捜査官のキムさんに任せることにしておけばよかったのに、と批判します🐵。ユンジンは不器用なほどに融通が効かないのです。でもそれが彼女のプライドでもあるのですが👍。
同性から
結局もう一人も発熱したため、仕事帰りにまた病院に行くことになりました😔。女医からは「お母さん、頑張って」と書かれたドリンク剤をもらうほど疲れきっていたのですが、ここで弱音は吐けません。何せユンジンは両親にとって「大韓民国の検事になった自慢の娘💝」だからです。
それでもやはり集中力が欠けてしまい、誰が見ても有罪にできたはずのセクハラ犯を無罪にしてしまいました😱。それを聞いたミョンジュが怒鳴り込んできます😡。ユンジンは控訴すればいいだけだと言い訳したため、ミョンジュはブチ切れてしまいます💢。育児で大変だというなら、大目に見るからそう言って😤!ユンジンも「その言いようは同性としてひどいのではないか」と反論しますが、ミョンジュは「同性だからこそ言う」と豪語します。だから女はダメなんだって言われたくないの!😠
セクハラ事件
ソヌンは、会社の上司からセクハラを受けたという女性=チョン・ユナ(チャン・ソギョン)の事件を担当しました。ユナ本人は部長のペ・ヒョンジン(カン・ドンヨプ)から、体を触られたり無理やりキスをされたりしたと主張しますが、周囲の反応は異なります🙄。ユナは普段から「大人の女性」として振る舞い、むしろ男性とは「うまくやっていた😎」というのです。これには、無関係なジョンハクも同意見でした🐒。たまたまユナと廊下でぶつかった際のユナの対応が「セクシーだった」と感じたそうです👎。
ユンジンはこれを聞いて猛烈に抗議しました💢。セクハラ被害者がどんな気持ちで訴えたのかまったく分かっていないっ!!😡
ソヌンがその後も調べを続けていくと、ユナが辛い心情を明かしてくれます。ユナは「男性と同等に働くため」に、タバコも覚えたし、見た目をよくしようと整形やダイエットもしたそうです。機嫌を損ねまいとして、体に触られても笑ってやりすごす「忍耐」も身につけたけれど、さすがに部長の振る舞いは許せなかった、と打ち明けました😭。その後ユナはこう語ったそうです:
会社勤めをして最も悔しかったのは「女」に生まれたことだ
ユンジンのプライド
その後ユンジンは過労で倒れてしまいました。その日は病院に担ぎ込まれたのですが、翌日になっても宿舎に戻ってこなかったそうです。その時は夫のサンウも来ていたため、母とともに心配していたら、その母が子どもを抱いてあやしていたことで腰を痛めてしまいました😵。サンウは仕方なく双子を「女性」のミョンジュに託します😁。
ミョンジュは、駆けつけてきたソヌンに(女としてのプライドからか😏)双子は自分が見ておくから、ユンジンを捜してくるよう促しました。ミョンジュにはその双子が文字通り「モンスター👻」に見えたらしいのに😱。
一方のソヌンは病院へ行ってそこからのユンジンの痕跡を辿りました。すると既に宿舎に戻ってきていたことが判明します🙄。ソヌンは拉致を疑い警察へ行くことにしました😨。でもそれを聞いたミョンジュは、ふとユンジンの言葉を思い出します。「控訴すればいいだけよ」ふたりは早速オフィスへ急ぎました。ユンジンは「控訴理由」を書き上げた後、疲れ果て、床に座ったまま口を開けて寝ていたそうです
。
ミョンジュはその書類を読み「文章に力があった👍」と評価しました。「頑張って書いた」と答えたユンジンには「育児をしながら仕事をするのは簡単じゃない、大変だろうが頑張って💜」と初めて理解を示します😻。ユンジンはようやくミョンジュに認められてどれほど嬉しかったことでしょう😭。
黄銅尺の謎
ソヌンが持っていた黄銅尺は、ソヌンがジニョン支庁に赴任して入った部屋の机の中に引っかかっていたものだそうです🤣。ソヌンはこれについて一言も言ってないのに、周りが勝手に盛り上がっていたのがまた可笑しかったですね😁。ミノは得意になってこれを支庁長にも話したそうで、刑事1部のビョンジュンの手前もあって、もはや今さら「拾った」などと言えなくなりました😨。嘘はつけないと困惑するソヌンには、嘘をつけとは言っていない、黙っていろ、と命じます🐵。
ほか
事件です
ソヌンはジョンウが部屋に鍵をつけたのを見て驚き、彼のいぬ間にこっそり部屋に入りました🐒。暗証番号を見抜くのはお手の物です😎。ジョンウは部屋にモデルガンやフィギュアを飾っていました。ソヌンは子どものように目を輝かせてそのモデルガンを手に取ります。そしてあろうことか発射までしちゃいました。いかにも大切そーに飾ってあったフィギュアは哀れ、粉々に砕け散ってしまいます😱。
ジョンハクの苦悩?
ジョンハクと妻は今回「子育てに関してはまったく役立たずのミョンジュ🐵」に代わって双子の面倒を見ることになりました。それがとても楽しかったらしく、自宅に戻ってもため息をついています😔。もしかしたら子どもが欲しくてもできないのかもしれませんね。
感想
本当に働く女性は大変です。ユンジンは、他の人は支庁を出れば「退勤」だけれど、ユンジンは、夜中に子供を寝かしつけて初めて「退勤」だと言ったのが忘れられません😿。私ごとで恐縮ですが、おばさんが会社を辞めたのも女性への差別、いわゆるガラスの天井が理由でした。それからもう20年以上経つのに、いまだに状況は改善されないままですよね。ドラマでも指摘されていましたが、「女性の社会進出」と叫ぶ時点で既にそれが「特別視」されているという証ですから😔。サンウの母も、思いのほか理解ある女性で助かりましたが、サンウが育休を取っても役に立たないと決めつけず、とにかくやらせてみればいいのにね😠。
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