輝く星のターミナル ネタバレと感想 第14&15話(最終回)とっても可愛かったけど・
韓国ドラマ、【輝く星のターミナル】も本日が最終回でした。まずはあっさりネタバレです。
イヌの目的
イヌとヒソプが企んでいたのは仁川空港の民営化でした。それを聞いたソグンは猛反対します
。民営化は時代の流れかもしれないけれど、それによってスタッフが被る被害は甚大なのだそうです。ウテクは時期尚早だとヒソプを説得しました
。
またイヌがかつて「ヨルムの家」(のちに「キツネ嫁星」)に置き忘れたのは手帳ではなくハードディスクだったそうです。その中には「コサンのシン会長」の悪事に関するデータが納められていたそうで、イヌはそのために拉致されたらしいです。あの時イヌがあの場を逃げたのは、あれ以上スヨンに危害が及ばないようにという必死の行動だったのかもしれません。
そのハードディスクは、スヨンが大事に保管していました。その内容が何だったのか、はイマイチ分からずじまいです。
必死の闘い
チョ部長の子分で以前スヨンに半殺しにされた男がスヨンを拉致すると、これに気づいたテギたちが後を追いかけてきました。が、スヨンは、保安チームにけが人が出たら大変だから一人で大丈夫だと固辞します。実際スヨンは彼らをあっという間に叩きのめしてしまうのですが、スヨンの身体はもう限界に近づいていました
。
ミスターチャンことチャン・ウォンソク博士はヨルムにスヨンを止めてほしいと頼みますが、ヨルムは決心がつきません。スヨンを止めなければスヨンは死ぬかもしれないのに、スヨンは車いす生活に戻るくらいなら、甘んじてその死を受け入れようとしているからです。
その後、チョ部長は再びスヨンを拉致しました。これを知ったイヌがスヨンを今度こそ助けようとします
。両手を縛られていたイヌが必死で車を暴走させてやつらを蹴散らすシーンは胸が熱くなりましたね~
。それで車ごと海に落ちそうになるんだけど、それをスヨンが引っ張り上げます
。これには後を追いかけてきたテギも度肝を抜かれました
。
兄と弟
かつてスヨンはイヌを、イヌはスヨンをとても大切に思っていました。ふたりの父母が結婚した時、スヨンの母よりもイヌの方が食事をたくさん作ってくれたそうです。しかもそのスヨンの母は、スヨンが車椅子生活になった2年後に、息子を置いて再婚&渡米したのだそうです
。その直前イヌは、自分からだということは伏せて、入学祝の時計を渡してほしいとスヨンの母に頼んだそうで、スヨンは今でもその時計を大切にしていました
。
テギとヨンジュ
ずっと意地を張っていたヨンジュですが、テギの前に幼馴染が現れてテギをデートに誘ったことで、ようやく素直になりました。先輩には愛している彼女(自分)がいると言い渡します
。テギは大喜びでヨンジュに付いていきました
。なんでもね、テギはヨンジュのすべてが好きなんだそうですよ
。
ソグンとムジャ
このふたり、ただの同僚というにはやたらと親しげだと思っていましたが、なんとなんと夫婦だったそうです。あの口ぶりだと別居中なのかもしれませんが、確かになかなかお似合いですよね
。そのソグンは、1年後に「本部長」に就任したそうです。ヒスンとイヌは責任を取らされて左遷?させられたのでしょうか?
ヨルムとスヨン
ヨルムはスヨンと少しの間ずっと一緒に過ごしました。そして最後はスヨンを「止めて」(たぶん)アメリカに送り出したようです。
1年後、スヨンは再び強いスヨンとなって戻ってきた、んだと思う。それまではてきぱきと仕事をこなしていたヨルムは泣きながらスヨンに飛びつきました。
でもですね、ここ、スヨンの顔は一度も画面に登場しませんでした。ずっと後姿だけです。思わず、ウェアラブル直すだけじゃ足りなくて、整形までしたのか?と思っちまいました
。
感想
全体を通して決して嫌いではなかったのですが、なんとな~く中途半端な作りが随所に見られたのが、ちと残念だったでしょうかね。いっそのこと「ファンタジー」として見ればそう思わずに済んだのでしょうが、その割にはやけに描写がリアルだったり(特に暴力的なシーン
)と、なんというか、ちとちぐはぐで粗削りな印象が否めませんでした
。と思ったら、脚本はカン・ウンギョンさん(浪漫ドクターキム・サブ、家族なのにどうして、ほか)なのですね~。どーりで
。
また、スヨンはずっと寝たきりだったのかと思いきや、事故の2年後には大学の寮で暮らしていたそうです。それでも車椅子生活が死ぬほど辛かったのでしょうか。ウェアラブルを付けて超人的になるのも良いけど、あそこまで障碍を持つことの辛さを描いたなら、逆にもっと社会に訴えかける内容にしても良かったような気がしました。最後はまた超人スヨンに戻るんじゃなくて、車椅子でも、たくさんの人の手を借りさえすれば(優しい社会になれば)人生を謳歌できると証明するとか。
それ以外では、最初の頃さんざんイラっとさせられたヨルムが、最後には一番応援したくなったのと、イヌとスヨンが仲直りしたのは大収穫でした
。また空港内で働く人々の活躍は楽しかったですね~
。こうした群像劇は大好きなので、欲を言えば、スヨンとヨルムの恋愛はもう少し少なくてもいいから、そちらにより重点を置くか、もう少し長くてもよかったような気がします
。
普段だと「カットされたに違いない」と思うところなれど、これはノーカットのはずなのに色々中途半端だったのが、ちと心残りでした。なんとな~くぽわ~っと見るには可愛くてお勧めです
。