オスマン帝国外伝3 最終回 ネタバレと感想 衝撃の結末!(91話含)
~オスマン帝国外伝のあらすじと登場人物一覧はこちらからご覧いただけます🌹: オスマン帝国外伝 あらすじと登場人物一覧~
【オスマン帝国外伝3~愛と欲望のハレム~】の91話は「小さなヒュッレム」、そして最終回の92話は「衝撃の結末」です。も~これほどピッタリのネーミングはありませんね。覚悟はしていたのですが、思わず口が開いてしまいました。
以下早速ネタバレです。2話分をまとめてキャラクターごとに整理しました。
メフメト
マヒデブランの密命を受けたイリヤスは、まず、メフメトを薬で眠らせて毒蛇を部屋に放ちました。が、そこに、側女で今メフメトの子を懐妊中のジハンの具合が悪いとの知らせが入ります。そのおかげでメフメトは起こされ、暗殺は失敗に終わりました。これはもうお腹の「獅子
」がお父さんを助けてくれたに違いありません
。
が、執念深いイリヤスは、マニサに広がり始めた天然痘を利用することを思いつきます。天然痘で亡くなった患者の家に行き、そこから菌を取ってきてメフメトの傷に塗り付けたのです。あらかじめメフメトと剣の練習をしてその手に傷を付けておきました。包帯を替えるという名目で、薬に菌を混ぜ込み、メフメトを死に追いやります
。
何も知らないメフメトは、尊敬する海軍提督のフズルがムスタファを可愛がっており、自分は嫌われているのだとこぼしました。イリヤスは、提督は公平な方だからそんなことはないなどと答えます。心優しいメフメトは、イリヤスが側にいてくれて良かった、嬉しいと感謝しました。
ああそれなのに。
傷口に塗られた菌は一気にメフメトの体を蝕みました。症状が出てからは意識を取り戻すことなく、あっという間に亡くなってしまったようです。ジハンも、知らせを受けて駆けつけたたミフリマーフも、最期をみとることはできませんでした。ミフリマーフは遠くから、メフメトの顔に白いシーツをかけられる様子を目にしただけです。
この知らせは誰よりも早くマヒデブランの下へ届けられました。ついにやった!
とマヒデブランがほくそ笑んでいたその時、かつてガブリエラにもらった「罪の鏡」が割れました
。マヒデブランが「罪」を犯した証であり、彼女はもう、開いた「悪の扉」に吸い込まれるしかありません
。
これとほぼ同時にスレイマンはまたしても予知夢を見たそうです。生まれた時から「皇帝の椅子」に座っていたはずのメフメトが、今度は遺体となって同じ場所に横たわっていたのだそうです。
ヒュッレム
次は驚きのヒュッレムです。ついについにマルコチョールが「アリ」の居場所を突き止めました。ちょうど遠征中だったため、ぬか喜びさせてはいけないとの配慮から、マルコチョールが秘密裏に出かけて行きます
。しかも時を同じくしてスレイマンの下にもメフメトの訃報が届きました
。
嘆き悲しんでいたスレイマンにリュステムが朗報をもたらします。これぞ神の奇跡!!
ついにヒュッレムが見つかったのです。マルコチョールはヒュッレムを無事宮殿に送り届けたことを確認の上、かねてからの希望だった故郷に帰っていきました
。彼には泥沼のような宮廷は性に合わなかったのですよね
。
もう何年も辛い監禁生活を送ったヒュッレム(ヴァーヒデ・ペルチン~ギョニュル@アンネ)の容貌はすっかり色褪せてしまっていました。それでもスレイマンは「命の皇帝」である妻を固く抱きしめます
。妹ハティジェ、そして最愛の息子のメフメトの死から受けた苦しみをほんの少しでも癒したいとでもいうかのように
。
という訳で、シーズン4は「新しいヒュッレム」の物語になりそうですね。
ミフリマーフ
時は遡り、スレイマンが遠征に行くにあたり、ミフリマーフがハレムを任されました。彼女は早速この権利を駆使します。まず最初に行ったのはシャーを出禁にすることでした
。シャーがいくら反対しても聞きません。もし逆らったら、メルジャンたち部下を殺す!と息巻きました
。
その上ミフリマーフは、決定的なシャーの悪事の証拠を見つけます。ヒュマーシャーの乳母のエミネです。エミネはシャーの命令でミフリマーフの文箱を探り、リュステムの手紙を持ち出しました。それをミフリマーフに気づかれたのです。夫の手紙が無いわ!!
ミフリマーフは、エミネが報告を済ませて手紙を元に戻そうとしたところを捕まえました。それですぐにシャーをとっちめるのではなく、出禁にしたシャーを「最後の晩餐」に呼び、帝都から出ていくよう命じたのがまた「小さなヒュッレム」らしいですね
。ミフリマーフはシャーの悪事をすべてしたため、自分の判を押したものをスレイマンに見せると脅したのです
。
今のお父様が私と叔母様のどちらを信じるかしら?
しかもミフリマーフは、シャーが帝都にいる間手に入れた財産をすべてヒュッレムのワクフに寄進するよう命じます。シャーは悔し紛れに、人はミフリマーフがヒュッレムに似ているというけれど、似ているのではなくそのものだ、と毒づきました。もちろんミフリマーフはニッコリ笑って光栄だ、と答えます
。
荷物をまとめて出ていくシャーを、なすすべなく見守るメルジャンがざまあ~、否
、可哀想でしたね
。
ムスタファ
今度こそもうすっかり自棄になって引きこもっていたムスタファをフズルが引っ張り出しました。遠征に行くイェニチェリたちを総動員してムスタファを称えさせたのです
。ムスタファはその様子に感動し、従来のムスタファらしい堂々とした皇子ぶりを発揮しました
。マヒデブランのことは抜きにして、彼ほど次期皇帝に相応しい人物はいませんね
。
感想
途中ハプニングがあった割には、最後はなんとか辻褄があいましたね。史実によるとメフメトは病死だったそうですが、後継者の死にはこうした「毒殺の噂」が付き物ですから、真相は誰にも分かりません
。
おばさんはずっとヒュッレムを応援してきましたし、これからもそうするつもりでおりますが、もしもヒュッレムが、あとほんの少しでもハティジェやマヒデブランを大事にしていたら(できなかった気持ちは重々わかりますが)、彼らをここまで追い詰めなかったら、あるいは、このような悲劇は起きずに済んだのかもしれないと妄想を逞しくしてしまいます
。
もちろんそれは彼ら側にも言えるわけで、ハティジェやシャー、そしてマヒデブランが、もっともっとヒュッレムに敬意を払っていれば、ヒュッレムも彼らに愛を注いだはずです。もともとは誰よりも愛情深い女性なのですから
。やっぱり母后がネックやったね
。
そして最後になりましたが、92話という長いドラマに最後までお付き合いいただきました皆々様にも厚くお礼申し上げます。最初の頃のキャラはほとんどいなくなってしまいましたが、またシーズン4が始まりましたら、是非お立ち寄りくださいませ。心よりお待ちいたしておりまする
。
- 関連記事
-
- オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム あらすじと感想、登場人物、キャスト一覧
- オスマン帝国外伝4 最終回 ネタバレと感想 壮麗なる皇帝スレイマン
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第90&91話 箱舟に乗って
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第87〜89話 破滅の足音
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第84〜86話 悪いのはスレイマン
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第81〜83話 やっぱり死んだらおしまいよね
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第80話 母の切なる願い
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第77〜79話 偉大なるヒュッレム
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第75&76話 不死鳥の如く
- オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第72〜74話 ムスタファ師父恐るべし
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます