オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第2&3話 慣れてきました
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【オスマン帝国外伝4~愛と欲望のハレム~】の2話「後継者の器」と3話「玉座への道」を視聴しました。ここにきてよ〜やく今のヒュッレムに慣れてきた気がするおばさんです🎶。もしかすると、ペルチンさん自身も最初は戸惑って「役に馴染めてなかった」のかもしれませんよね😎。最初は「おばちゃん同士」にしか見えなかったスンビュルとのツーショットも、2話ではちゃんと「世界最強の女性」と「なよなよ宦官」に見えました👍。あ〜これで楽しめそうです😁。以下ネタバレです。
帯刀式
皆が見守る中、ジハンギルの「帯刀式」が行われました。おそらくはこの帯刀式を経ると一人前の成人とみなされ、帝都を離れて「県」へ赴任されたりするのでしょう。ジハンギルは、頭脳に関しては誰よりも資格があるものの、身体的な理由から遠くへ行くことはできないため、この帯刀式はあくまでも形式的なものでしかなかったのでしょうが、それでも、大切な「天使」のジハンギルが「一人前の獅子」としてこの儀式に臨めたことは、スレイマンとヒュッレムにとって、どれほど嬉しかったことか想像に固くありません。スレイマンはあらかじめ「獅子の指輪」を用意し、儀式の直前にジハンギルに渡していました🌹。
ジハンギルは、でも緊張のあまり、途中でセリフを失念してしまうのですが💦、そこはスレイマンが助けます。そのおかげでなんとか最後まで儀式を終え、ジハンギルの腰に刀が下げられると、不安そうに見守っていたヒュッレムの顔にようやく花のような笑みが浮かびました
。
懲りない女
それなのに、底意地の悪いマヒデブランは、こんなめでたい席ですら、嫌味を言わずにいられません😡。「悲劇の皇子が誰かの罪を背負ってる💀」もちろんヒュッレムが黙っていません💢。罪人を見つけたいなら鏡を見て。私の手は王朝の血で染まってはいない。(貫禄とともに)一段と迫力を増したヒュッレムに睨まれたマヒデブランが目を伏せたので(🤣)、ギュルフェムも怪しみました。いったいどういうこと😠?でもマヒデブランはシラを切り通します🐵。
そればかりか、ちいとも学習しない&懲りない女のマヒデブランは、孫のネルギスシャーをスレイマンに会わせに行き、たぶん、この日のために仕込んだ歌を歌わせました👎。スレイマンは愛らしい孫の振る舞いに目を細め、また連れてくるように、と伝えたため、マヒデブランは「本来の目的😈」を実行に移します。ムスタファをマニサに戻してほしいと訴えたのです。
スレイマンはこの「無礼」を咎めはしませんでしたが、人から「あーせーこーせー」言われるのが大嫌いなこの皇帝が、こんな発言を決して喜ばないだろうことは、一視聴者のおばさんですら学習したというのにね😓。賢いムスタファは、母から、スレイマンは上機嫌だったから大丈夫だ、と聞かされても、不安が胸をよぎるのを抑えられませんでした😨。
ヒュッレムの思惑
一方でスレイマンは愛するヒュッレムには自ら助言を求めたそうです💜。ヒュッレムは、スレイマンが決めたことは絶対だと前置きしながら「セリム」の名を告げました。スレイマンは既にその時、マニサに赴任させる息子の名を書いた紙を銀の小箱に入れていたそうですが、たぶん、スレイマンもまた「セリム」を指名していたものと思われます。その後、大宰相のリュステムがその紙を取り出した時、そこには「セリム」と書かれていたそうです。
バヤズィトが世継ぎに相応しいと確信していたミフリマーフは我が耳を疑います😨。彼女はヒュッレムもまたバヤズィトを推していると考えていたからです。セリムは、今赴任中のコンヤですら手に余っているのにどうして?
ヒュッレムは娘に本心を明かしました。ヒュッレムもまた、セリムよりもバヤズィトが「皇帝」には相応しいと考えていたそうです。でもバヤズィトは、将来性は大いにあっても今はまだまだ未熟なため「敵」に襲われたらひとたまりもない。下手をすればメフメトの二の舞になる(暗殺されかねない)。それよりも今は、皇帝の器ではなく扱いやすいセリムを「皇太子」に据えておけば、誰もセリムを殺そうなどとは思わない、そう考えたのだそうです😵。もちろんこれは、セリムやバヤズィトには伏せられています。
バヤズィトは早速ヒュッレムに文句を言いにきましたが、ヒュッレムは「至高の皇帝」が決めたことに逆らうなっ😤!と一喝しました。逆にセリムは、ヒュッレムはバヤズィトを高く評価していると思っていたのにと不思議がりますが、ヒュッレムは、二人とも同様に大切に思っていると伝えます。
ムスタファの無念
ムスタファはひどく意気消沈したものの、スレイマンに直訴することはできません。ただすぐにも赴任地に戻らせてほしいと頼みに行きました。スレイマンは、自分が死んだ後に誰が皇帝になるかは神のみぞ知るだと意味深な言葉を発します😈。ムスタファは息子としての礼儀を守って退出しました。
またジハンギルは兄たちの、特にムスタファの心を思いやり、ムスタファとバヤズィトの前で「僕じゃなくてセリム兄さんが選ばれるなんて😤」と言ってふたりの心を和ませました💜。
ベネチア貴族の娘
フズルはまたしても敵国の女性たちを捕虜にして戻ってきました👿。その中にはベネチア貴族の娘のチェチーリア(ヌールバーヌー)がいて、自分が捕虜になったことが信じられず、ヒュッレムに「国に返せ😭」と直談判しています。ヒュッレムは、もはやここがお前の祖国だと言い渡しました。シーズン4から登場した女官(名前はまだない・笑)はチェチーリアに、ヒュッレムも奴隷から世界の頂点に上り詰めたと教えます。
それでもチェチーリアは己の運命を呪い、手鏡を割ったそのかけらで自殺しようとしました。チェチーリアの侍女だったヴァレリア(Almeda Abazi)がこれに気づいて助けを呼ぶと、ちょうどそこを通りかかったセリムが助けてくれます。それでチェチーリアは、すっかりセリムが気に入ったのか、その後宮に入ろうとしているようです。皇太子になっては尚更ですね。
スンビュルは、チェチーリアは美人なのに死のうとするなんてもったいない、と嘆きましたが、ヒュッレムは「女は顔じゃない」と叱りました(😂)。
セリムにはディルシャー(Reyhan Taşören)という側女がいましたが、子どもはおらず、ヒュッレムからは「冴えない女👎」とこき下ろされていましたから、チェチーリアに寵妃の座を奪われるのは時間の問題かもしれませんね。
感想
スレイマンは、その独白の中で、父のセリム一世は、スレイマンを皇太子にするにあたってその兄弟たちを殺したと語っていました。そのおかげで自分は骨肉の争いをせずに済んだが、息子たちはどうなるのだろうか、と呟いています。Wikipedia情報によると、セリム一世には他に息子がいなかったからだと書かれていましたが、実際はどうだったのでしょうね🙄。
また相変わらずムスタファは気の毒でしたよね😭。あくまでもドラマの話ですが、おばさんはとにかくマヒデブランが嫌いなので、この人がまたムスタファの足を引っ張っていると怒り心頭でした😤。この母親がもう少し賢かったら、あるいは、スレイマンのムスタファへの態度ももう少し違っていたのではなかろうかと思えてなりませぬ。ムスタファが賢すぎたことがスレイマンの嫉妬を買ったという説もなきにしもあらずだとは思うけれど、そこをうまくフォローするのが賢い母の務めだったでしょうにね😡。
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恵比寿顔で目に入れても痛くない孫を見ていたスレイマンの、マヒデブランの余計な一言を聞いた時の表情が忘れられません。
年頃の息子にとって「お母さんがやっといたから!」ほど鬱陶しいものはないですが、できすぎる子でも、親がアホだとこうも脚を引っ張られてしまうのかと思うと本当にムスタファが気の毒でなりません。
その真逆の、親がキレ者のパターンもこれから見ものですね。それにしてもジハンギルの自虐ネタかわいいですね。