オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第67〜71話 ヒュッレムこそが妙薬
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【オスマン帝国外伝4~愛と欲望のハレム~】の67話から71話まで視聴しました。すっかり1週間分も溜め込んでしまいましたので、あっさり&ずばりネタバレでまとめておきまするね。
ヒュッレムこそが妙薬
ムスタファを陥れた張本人はヒュッレムだという事実を突きつけられたスレイマンは、ヒュッレムに直接問いただしました。するとヒュッレムは否定せず、自分はスレイマンの気持ちを実現させたのだとほのめかします。スレイマンが望んでいないことはしない。スレイマンが(ムスタファであろうと誰であろうと)自分を脅かすものを排除したいと願っていたから、それを実行したまでだ。
卑怯なスレイマンは、それが紛れもない事実だと知りながら、自分が「冷血漢」だと認めたくありません。それからはヒュッレムを避けるようになり、ますます頻繁にムスタファの遺書と指輪を取り出しては物思いに耽っていました。
一方のヒュッレムは、ミフリマーフが原因不明の皮膚炎にかかったのを心配し、スンビュルの勧めで、かつて自分が追放した占い師のもとを訪ねます。それを知ったファトマは民を扇動し、ヒュッレムを襲わせて殺そうとしました💀。報告を受けたスレイマンは自ら馬に飛び乗って駆けつけますが、その目を見たヒュッレムには「自分への愛情」が感じられなかったそうです😨。ヒュッレムがその場を逃れられたのは、スレイマンの力というより、ヒュッレム自身が放つオーラに、皆が怯えて後退りしたからのようでしたものね😅。
その後の調べで、この黒幕がファトマだったと判明しました。スレイマンはファトマを呼んで詰問しますが、これまた卑怯なファトマは肯定も否定もしません。そんなに疑うなら、イブラヒムやハティジェ、ムスタファやジハンギルを殺したように、ファトマも殺せばいい、とのたまいました。ファトマはヒュッレムを悪魔呼ばわりしましたが、スレイマンは、確かに天使ではないが、この世で最もスレイマンに忠実だと庇います。こうしてファトマはついに帝都から追放されました🎉。
が、これでまたしても「実の妹」をおいやることになったスレイマンはますます己の闇を深くしたため、誰にも言わず、エディルネ宮殿を訪れました。そこにはやり手の大商人として知られるグラツィア・メンデスがやってきて、それなりに楽しく過ごしていたのですが、それを知らないヒュッレムは、今度こそスレイマンとやり直そうと、意気揚々として出かけていきます💕。でもスレイマンはメンデスとお楽しみ中で、ヒュッレムは邪魔者扱いでした😔。賢いメンデスは、そつなくヒュッレムのご機嫌を伺いますが、ヒュッレムの気は晴れません。
それはでもスレイマンも同じだったようです。メンデスとの会話は楽しくても、心の奥に巣食った闇を消し去ることはできませんでした。フェルハトはそんなスレイマンにヒュッレムを遠ざけてはならないと進言します。ヒュッレムこそがその病の妙薬だと告げたのです👍。
が、そう気づいた時は既に遅かったようですね。どうやらヒュッレムは「不治の病」に蝕まれていたようなのです😱。ヒュッレムが見た帝都が破壊される夢もまた、占い師が指摘したように、ヒュッレムがこの世を去るからなのでしょう。今のこの巨大な帝国を作りあげたのはスレイマンではなくヒュッレムだから😎。
小蛇
そのヒュッレムに比べると、ヌールバーヌーはまだまだ小蛇ですよね😓。というより、セリム自身が小物だから仕方ないのかな。
ヒュッレムはファーリエにヌールバーヌー暗殺を命じていたそうで、ファーリエはディルシャーに浴室で彼女を殺すよう命じたらしいのです。が、そこへ「ヌールバーヌー命💜」のカザンフェルが助けにやってきました。それでヌールバーヌーは助かりましたが、女主人の入浴姿を見たと罪でカザンフェルは追放されることになります。でもヌールバーヌーは、これまた色仕掛けでそれを押し留め、カザンフェルに「宦官」になれと命じました😱。そうしたら、一生私の側にいられるわ😏。
それでもこれもまた小物なので、同じ小物同士の浅知恵が企む謀略が成功するはずありません。リュステムが都合したバヤズィトへの送金を横取りした時も、首尾よく側女になったデフネにバヤズィト殺害を命じた時も、見事に失敗してしまいました。後者はバヤズィトの人徳が自らを救った形でしたね。デフネはすぐに処刑されそうになりましたが、バヤズィトの子を妊娠していたので、子供が産まれるまで生かされることになりました。も〜ムスタファの時も思ったけど、この兄弟、愛する人を失った後の立ち直りが早すぎ😓。
バヤズィトは堪忍袋の尾が切れて、大軍を率いてマニサに乗り込んでいきます😡。でも前者はともかく後者は、セリムは一応止めたんですけどね〜。弟を殺したりなどしない、と止めたのに、ヌールバーヌーがセリムを騙したんですわ👎。これもまた「心の声を実行しただけ😈」なのかもしれませんが😅。
恋多き皇女
ミフリマーフは、ソコルルが手配した捕虜の医師=ペドロにすっかり心を奪われました😍。リュステムはこれを警戒して必死でふたりが会うのを禁じようとしますが、ミフリマーフはその点抜かりありません😏。おばさんの見間違いでなければ、せっかく皮膚炎がすっかり治ったというのに、どうやらまた「皮膚炎の原因となった香料」を身体中に塗りたくったようなのですが?💦
まとめ
スレイマンはメンデスとすっかり打ち解けた様子でしたが、以前のフィルーゼの例もあることですし、本当に信用して良いものか眉唾ものですよね。
それにヒュッレム〜このヒュッレムになってから、心のどこかでやっぱり前のヒュッレムを懐かしむ気持ちが残っていて、それでもどうにか頑張って応援してきましたが、そのヒュッレムが亡くなってしまったら、いったい何を楽しみにこのドラマを見ていけば良いのか分からなくなりそうです😔。今やすっかりスンビュルの心境ですわ。ヌールバーヌーが(同じ悪女でも)もちっと大物だと良かったんだけどなあ😢。
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