オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第77〜79話 偉大なるヒュッレム

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オスマン帝国外伝4~愛と欲望のハレム~】の77話から79話まで視聴しました。あ〜ついにこの日がやってきてしまいましたね。以下、77話「魂の伴侶」、78話「祈り」、79話「永遠の愛」の3話をまとめたネタバレですオスマン帝国外伝4のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

懐かしき我が家

ヒュッレムとスレイマンはブルサから船で戻ってきました🌸。皇帝夫妻が旅をするのにふさわしい豪華な船から、懐かしいイスタンブールが見えてきます。ヒュッレムがその光景を見たのは(おそらく)2度目〜1度目は彼女が「奴隷」として帝都に連れてこられた時のことです。その時はそこが「地獄の都」に見えたそうですが、今その瞳には「懐かしい我が家」として映っていたそう。隣には、その我が家を与えてくれた愛するスレイマンが寄り添っていました💕。

トプカプ宮殿では、ミフリマーフやギュルフェムが出迎えます。早めに戻ってきたのだから元気になったのだと思い込もうとしていたミフリマーフは、身体の辛さを押して笑顔を浮かべる母の様子に不安を募らせました😨。スレイマンもそんな彼女にピッタリと寄り添って、力強く手を握っていたからなおさらです。旅の疲れが残っているから、話は休息の後にせよ😠。

ヒュッレムが部屋に戻って痛みを堪えていると、懐かしい声が聞こえてきました。お妃様が戻ってきているの?そう、スンビュルです。その顔を見たヒュッレムの顔にパーっと笑みが浮かびました。スンビュル😍!あなたにひどいことを言ってしまったわ😭!!でもスンビュルは、そんなことは覚えていないと駆け寄ります。ヒュッレムの病が治るなら、世界が自分に向かって倒れてきても構わない!と豪語しました👍。でもヒュッレムは寂しそうに、もう治らないのだと伝えます。スンビュルはどれほど辛かったことか😱。

過去の精算

ヒュッレムはそのスンビュルにマヒデブランに会ってきたと教えました。スンビュルが心底嫌そうな顔をして「よくあんな女に会ってきた、何かされなかったか?😤」と聞いたのがまた楽しかったですね〜😁。こういう話は相手がスンビュルじゃないとこの反応は得られません😎。ヒュッレムは、他にも精算したいことがあるから力を貸してほしい、と頼みます。スンビュルは、自分にできることなら何でもすると胸を叩きました。それが「イブラヒムの墓参り」だとは思いもよらなかったことでしょう😨。

それでもスンビュルは、早速マトラークチュの従者を見つけて大金を握らせ、墓のありかを突き止めました。墓石すらない粗末なその場所にヒュッレムが胸を痛めていると、スンビュルは、またしてもヒュッレムをいじめた報いだ👎とこき下ろします。それでもヒュッレムは、今こうしてスレイマンの妻でいられるのも、イブラヒムがヒュッレムを選んでスレイマンに献上してくれたからだと感謝しました💐。ヒュッレムは、彼女とイブラヒムはスレイマンの寵愛を巡る敵同士だったけれど、ヒュッレムは分をわきまえていたから生き残れたと解釈していたようです。

またギュルフェムは、ヒュッレムが闘ってきたのは、息子たちを玉座に就けるためだったのだから、それを見届けなくては、とヒュッレムを励ましました。が、ヒュッレムはこれを否定します。ヒュッレムが闘ってきたのは、あくまでも息子たちを守るため。彼らの誰かが玉座に就くということは、それすなわち「最愛の夫」がこの世を去る時だから、自分が生きる意味を失う時だと答えたのです💜。そうそう、そこがマヒデブランとの違いでやんすね。あっちは、一刻も早くスレイマンが死んで息子を玉座に就けるのを待ち望んでいたのだものね😈。

ヒュッレムは、ギュルフェムに、スレイマンをひとりにしないで支えてやってほしいと頼みました。

癒しのコーヒー

ヒュッレムは、ギュルフェムが訪ねてくる前、スンビュルに「スレイマンには内緒でコーヒーが飲みたい☕️」と頼みました。スンビュルはニンマリ笑って早速用意をしにいきます

その後、ギュルフェムに続いて、ミフリマーフもやってきてその懐妊を伝えました。夫の浮気を疑っていたミフリマーフは、実に得意げでしたし、メンデスと浮気中のリュステムも、さすがにこれには驚いて(喜んで?)いたようですね。ま、夫婦なんていうのはこんなもんですって😏。

そして、ようやくスンビュルが香り高いコーヒーを淹れてくれました💕。ヒュッレムはこの香りが恋しかった、といかにも満足そうな笑みを浮かべます。と、そこへ「もうひと時も離れていたくない」とのたまうスレイマンがやってきました🐒。ヒュッレムとスンビュルが慌ててコーヒーを隠すのだけれど、もはや部屋中に漂っていた香りを消すことはできません💦。スレイマンは、ふたりの気まずそうな様子と香り、そしてコーヒーセットに気付きましたが、スンビュルをしばし睨んだだけで、何も言わずに気づかなかったことにしてくれました😁。さすがに国中に禁止した手前「自分も飲みたい」とは言えなかったようですね😎。

名もなき女性たちがヒュッレムを讃える

スレイマンが、建設中のモスクについて話をしていると、外から声が聞こえてきました😲。早速調べに出てきたスンビュルの目に映ったのは、名もなき民たち〜女性たちです😍。彼女たちはヒュッレムの病を知って、その回復を祈るために駆けつけてきたのです🎉。どうかお見舞いを!一目だけでも会わせてください!!ヒュッレム妃、万歳!!お妃様っ!!死なないで!

スンビュルが感激に目を潤ませていると😢、ヒュッレムがやってきます。スレイマンも暖かい笑みを浮かべて愛妻を見守っていました。ヒュッレムに気づいた群衆が声を上げます。お妃様、万歳どうかお大事に!!!お妃様に神の祝福を!!どうかお大事に!その後ヒュッレムは庭に出て、彼女たちの見舞いと祝福を受けました💐。中には、ヒュッレムのおかげで結婚できたと娘を連れてきた女性もいました👍。

その夜、スレイマンとベッドを共にしていたヒュッレムが、また「不死鳥」の夢を見ます。その話を聞いたスレイマンは、ジハンギルが亡くなる際、美しい女性がバラを持って現れたという話を思い出しました。その時フェルハトは、悪人にとっての「死」は恐ろしい怪物だけれど、善人には美しい姿で現れる=怖くないと語ったのです。その話を聞いたヒュッレムは、自分が施した善行は悪事よりも多かったのだと安心しました。ふたりはジハンギルのためにもモスクを建てようと話し合います。

ヒュッレムの遺言

その後もヒュッレムには世界中から贈り物が届いたそうです🎁。ヒュッレムは、得意そうにそれらを披露するスンビュルに、今となってはすべては無価値だと語り、スレイマンにもらっていつもその指に嵌めていたエメラルドの指輪だけは一緒に棺に入れてほしいが、それ以外のいくつかはヒュッレムのキュッリエ(モスク複合施設)に送って貧しい女性たちに分け与えてほしい、そして残りはハレムの宦官や側女たちに配ってほしい、と伝えました。ロクマンとファーリエにもね。

そしてもちろんスンビュルにも形見を渡したいと付け加えます。スンビュルは(悲しさのあまり)もう聞きたくなさそうでしたが、ヒュッレムは1冊の日誌を差し出しました。そこにはヒュッレムの全てが綴ってあるのだそうです。身分解放で自由になった証明書や慈善活動にワクフの書類も挟んであるらしい。忘れられたくない。一部の人々はヒュッレムを「魔女」と言って罵るだろうから、そのためにも大切に保管してほしいと訴えました。少なくとも孫たちには「真実」を知ってほしい。この宮殿にヒュッレムという(国のために尽くした)妃がいたと語り継いでほしい🌹。

また、ジハンギルのための修道場を建てることにしたから、その近くの土地をスンビュルに渡すと約束します。そして痛みに喘ぎながら「女性たちの幸福のため、ヒュッレムの名前をつけた浴場」を建てたいと伝えました。女性たちが悲しみを忘れられるように🍀。

もうその時が近づいていたようです👿。そしてようやく、スレイマンに呼び出された息子たちが家族を伴ってやってきました。

家族とともに

セリムとバヤズィトは、てっきり、自分達の諍いのことで呼ばれたのだと思っていたようですが、真実を知らされるとさすがに動揺が隠せませんでした😱。それほど「母ヒュッレム」は彼らにとって偉大な存在だったのです。

が、嫁たちは別です💦。バヤズィトは「息子のメフメト」を産んだデフネを許して寵妃として迎えたため😍、デフネも帝都にやってきました。デフネは早速ヌールバーヌーに宣戦布告します😔。またスンビュルも、そのヌールバーヌーを一喝しました👍。最後の時を心穏やかに過ごそうとしているヒュッレム妃をこれ以上苦しめたら許さないわっ😡!!ヌールバーヌーが無礼者呼ばわりしても一向に構いません。お黙りっ!私がどれだけ辛いか。当たり散らすわよっ!!アタシを怒らせたらどうなるか分かってんの!?

案の定、ヌールバーヌーは「死にゆくヒュッレムなど怖くない😏」と言わんばかりでした😤。スンビュルとファーリエはこの態度に腹を立てますが💢、ヒュッレムは最後の貫禄を見せつけて申し渡します👊。ヒュッレムの座を狙うというならやってみるがいい。塗炭の苦しみを味わうがいい😠。ヌールバーヌーが退出すると、ヒュッレムは即座に「暗殺」を命じました😅。今度こそ間違いなく仕留めよ!😤

ヒュッレムは、セリムとバヤズィトそれぞれに「個性に合った生き方」を指南します。スンビュルには、ヒュッレムが死んだらふたりに送るようにと箱と手紙を託しました。スレイマンのモスクがようやく完成し、初めての礼拝に参加したヒュッレムは、ここに彼女を埋葬してほしいと頼みます。そしてこれまたヒュッレムの頼みで、温かい日差しが降り注ぎ、色とりどりの花が咲き誇る庭で「家族の食事会」が開かれました。それでももはやヒュッレムがその食事を口にすることはなかったようです。

最後は、ヒュッレムが望んだ通り、スレイマンの腕の中で、その愛の言葉を聞きながら、永遠の眠りにつきました。スレイマンはその体を抱きしめて慟哭します。こうして偉大な女性の一生が幕を閉じました🌹。

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