オスマン帝国外伝4 ネタバレと感想 第84〜86話 悪いのはスレイマン
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【オスマン帝国外伝4~愛と欲望のハレム~】の84話から86話を視聴しました。あ〜ついにこの日がやってきてしまいましたね。ここに来て誰かさんの病が復活したのはきっとヒュッレムの呪いですよね😤。以下早速ネタバレです。
変心
バヤズィトがアマスヤ行きを承知したので、これに続いてセリムもコンヤに赴任しました。が、バヤズィトは赴任先でも出兵の準備を進めています。
政治的手腕はなくても危機を察知する能力には長けているリュステムは、どんなにミフリマーフがバヤズィトならセリムを倒すと力説し、支援を強要しても、不安を拭い去ることができなかったため、こっそり軍法官を読んでその見解を尋ねることにしました🐒。リュステムは、コーランに手を置いてヒュッレムに約束した「バヤズィトを守る」という誓いを破ったら、自分がどうなるかを知りたかったのです。軍法官は、悔い改めれば大丈夫だと教えました。その者の収入に見合った喜捨をする必要があると言われたリュステムは、シナンに命じて豪勢なモスクを建てることにします🐵。金に糸目はつけぬ!
案の定、バヤズィトが挙兵の準備をしていることがソコルルの耳に入りました。もはや「良心」も金で救ったリュステムは、早速、セミズ・アリとともにバヤズィトを裏切ります😈。アリは不本意でしたが、リュステムに説得されてしまいました。リュステムは自ら「バヤズィトの謀反」をスレイマンに告げに行きます。スレイマンは悩んだ末、エブッスードに宗教的見解を求めました👎。
宗教的見解
エブッスードは、ムスタファの時同様、反乱を起こした皇子を生かしておくことはできぬと答えてきます😠。スレイマンはソコルルに出兵を命じ、セリムと合流してバヤズィトを討つ(=処刑する)よう命じました😨。
一方のコンヤ平原では、ついにセリムとバヤズィトの両軍がぶつかり合います💢。兵士たちに信用のないセリムは、予想通り劣勢でしたが、そこへソコルルが駆けつけてくるとすぐに形勢が逆転します😔。しかも、バヤズィトが前もって援軍を要請していた3人の軍政官は、リュステムの命令を受けてバヤズィトを裏切りました💀。これまでアトマジャが何を言ってもリュステムを信じ続けたバヤズィトは愕然とします😱。兄も、父も、そして腹心も私を裏切った!!
その頃ミフリマーフはアリから真相を聞いてリュステムに離婚を言い渡しました👊。そしてスレイマンにもバヤズィトを許してほしいと直談判に行くのですが、娘に意見されたスレイマンは烈火の如く怒ってまったく聞く耳を持ちません。リュステムとの離縁も、リュステムはスレイマンに忠実だっただけだと許しませんでした。「その時」が来たら命を賭けると断言していたミフリマーフも、実際に命の危険を感じると引き下がるしかありません💦。
戦場では、バヤズィト自ら先陣を務めて味方の士気を鼓舞しましたが、そこで思いもよらぬ反撃に遭いました。セリムが「自分を守るために呼んだ息子のムラト」が、かつて可愛がって弓を教えてくれた叔父のバヤズィトに一矢を放ったのです😱。しかもそれはバヤズィトの心臓の近くに突き刺さりました😭。バヤズィトが助かったのは、ひとえに「ヒュッレムが贈った鎧」と命懸けでバヤズィトを助け出したアトマジャのおかげです🌹。
逃亡
バヤズィトはそのままアマスヤへと引き上げました。傷の回復を十分に待って再び挙兵するつもりでしたが、まだ治り切らぬうちにスレイマンが勅命を発します。生死に関わらずバヤズィトを帝都に連れてくるようにとの命令です💀。バヤズィトは、娘たちと末っ子のメフメトをデフネとロクマンに託し、残りの息子たちを連れてアマスヤを出立しました。行き先はトルコ北東部のエルズルムで、そこにはアトマジャが信頼するアヤス軍政官がいます。
今やすっかり人間不信に陥ったバヤズィトは、アヤスも裏切るのではないかと疑っていました。それはセリムも同様です。何せスレイマンは国境付近の軍政官たちに、決して謀反人のバヤズィトに国境を越えさせてはならぬ、支援をしたら同罪とみなす!と通達していたからです👎。でもアヤスはその勅書を破り捨て、バヤズィトに忠誠を誓いました。彼は無実の皇子=ムスタファの処刑を目にしたそうで、もはや2度目は心が許さなかったそうです
。アヤスはスレイマンに、バヤズィトの恩赦を願う手紙を書いてくれると同時に、セリムが送ってきた部隊と戦うバヤズィトを支援したそうです👍。
アヤスは己の武器庫の物と2千の兵士を全てバヤズィトに与えました。それが「死」を意味することも百も承知の上です。バヤズィトは、アヤスのような勇者がいることを神に感謝すると伝えました。その「勇者」は、ソコルルとやってきてアヤスを罵るセリムを「ハイエナ」呼ばわりします🎉。バヤズィト殿下はハイエナたちの中に残った獅子でございます💕。卑劣なハイエナ=セリムは、後ろに控えていた兵士の短剣を抜いて、無抵抗のアヤスを滅多刺しにしました😠。
敵国へ
一方のバヤズィトたちは国境付近でイラン兵の歓迎を受けました😲。バヤズィトの苦境を知ったイラン・サファヴィー朝のタフマースブ(Sermet Yeşil)が、バヤズィトを客人として丁重に扱うと約束してくれたのです❣️。バヤズィトは、それでも敬愛する父スレイマンの宿敵に世話になるのは不本意のようでしたが、今はそれ以外に生き残る道はありません。兵士たちはともかく、息子たちは皆疲れ切っていたのです。
まとめ
あ〜ここもまたなんとも切なくて辛いところですよね😢。子沢山のバヤズィトだけど、ムスタファの例を見ても、きっと王子は一緒に殺されちゃうんだろうな。なんとかメフメトだけでも助かると良いのだけれど。
また冒頭でも触れましたが、スレイマンの痛風はかなりひどいようで、ミフリマーフは心の痛みが体に現れると諭していました。いや、そんな優しい言葉じゃなくて「天罰だ!😡」と言わなきゃわかんないよ、この自己中なおっさんには👎。そもそも「至高の皇帝」などと威張っているから誰も意見できなくなって、周りには人の顔色ばかり伺う「ずるっこしいコバンザメ🐒」しか残らんのですわ。これでもう、これら一連の悲劇を生んだ張本人はこのスレイマン!💢で決まりでやんすね。
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