琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~16&17話 とんだ言いがかりだ!
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中国ドラマ、【琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~】の16話は「親王来訪」、17話は「火の粉」です。いやいやとんでもないことになってしまいました。以下ネタバレのあらすじです
。
罠
北燕の恵王は第5皇子だったそうで、ともにやってきた郡主の重華はその恵王の従妹に当たるようでした。また拓跋宇もただの用心棒ではなかったそうで、瀚海(かんかい)王の第三子かつ、現皇帝の姉妹である謹賀長公主の息子だそうです。つまりこの3人とも従兄妹同士という訳ですね。
中でも重華は最初元啓に嫁ぐ予定だったそうですが、今回の事件でその話は立ち消えとなりました。白羽の矢が平旌に立つのではないかと思わずヤキモキしてしまいましたね。
が、そんなことは問題ではなかったのです。なんとなんと、和睦の使者としてやってきた恵王が、こともあろうに平旌の剣が胸に刺さって亡くなってしまいます。経緯はこうです
:
3人の来訪を祝って酒宴が催されました。琅琊榜に参加できない飛盞は、これを機会に拓跋宇と手合わせがしたいと梁王に願い出ます。拓跋宇も喜んで受けて立ちました
。
梁王同様、素人なおばさんは、どっちが勝ったのか分からずじまいでしたが、実に見ごたえのある戦いでしたね。しかも余興はこれで終わらず、なんとなんと重華が平旌と戦いたいと言い出します。琅琊閣の教えを受けたいというのが表向きの理由でしたが、本当の理由は他のところにありました
。
重華は平旌と戦いながら、その剣が折れるように傷をつけて行き、最後の一太刀で見事に折れた剣の切っ先は、恵王の胸めがけて飛んでいきます。あっという間の出来事で、皆呆然とするばかりでしたが
、そこでいきなり重華が平旌や梁王を詰り始めました
。
和議に不満だからと言って恵王を殺すとはっ!!
って、殺したんじゃありませんよ、あなたの一太刀がそのきっかけを作ったのですよ
、と言いたかったのはおばさんだけでございましょうか
。しかも、そもそも重華が平旌と戦いたいなどと言ったからこんなことになったのではありませぬか?
そこには一言も言及せず、ただただ梁側を責めること自体、不自然極まりないですよね。
梁王は仕方なく平旌を捕らえて天牢に監禁させましたが、これが事故だという認識は変わりません。
藺晨の忠告
が、平章はこれを事故ではないと見抜き、平旌本人の意見を聞きに行きます。その平旌は、酒宴の前に琅琊閣から届いていた手紙を見て、後悔しきりでした
。そこには「北燕の使節団は同心(一枚岩)ではない」と書かれていたのだそうです。もっと早くこれを読んでいれば!!
後悔先に立たずでござるね。それにさすがの平旌も、重華の巧妙なやり口を、感覚的には理解しても、証明するのは難しいようです。今みたいにあれをビデオで再生できればね~。
とはいえ、重華は従兄の恵王を心から尊敬していたようですのに、それを殺すとなると、よほど深い事情があったに違いありませんね。まさか嫁に行きたくないから、などという理由じゃありませんよね。ここにもやはり濮陽纓が関与しているのでしょうか?
濮陽纓の陰謀
飛盞から、段桐舟の死にざまを聞いた白水は、ようやくその濮陽纓を警戒し始めました。どうやら段桐舟は生け捕りにされることを嫌って自ら崖に身を投げたらしいのです。つまり、濮陽纓はそれほどまでにして守りたい相手だったということです
。
その濮陽纓は3人の部下たちに何かを命じていたようです。その部下のひとりが発した「すべて順調で発病の兆候が現れている」とは何を意味しているのでしょうか?そこで濮陽纓が回想していたのは、彼が若い頃に父親が同じ病で苦しんでいたということなのか?
また白水には、今の梁王ではなく、元時を皇帝として使える国師になりたいと打ち明け、そのためには長林王府が邪魔なのは、白水と同じだと唆しました。
そんな濮陽纓を元啓が見張っていたようですが、ここは絶対悟られていますよね~。平章や平旌はある程度安心して見ていられますが、元啓はハラハラさせられっ放しです
。
その平章は庭生に、平旌が無実だと分かっているのに北燕に譲歩するのは間違っていると断固主張していました。今回平旌の落ち度を認めてしまったら、平旌の将来に傷が付き、たとえ今北燕が納得しても、またいつ何時これを持ち出されぬとも限らない!
感想
同じ武人、しかも恵王の従兄の拓跋宇はどうなんですかね~。従兄を思う彼の涙に嘘はないような気がしたのですが。
あ~なんとも気がもめるドラマでござりまする。明日の放送が待ち遠しいです
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琅邪榜(ろうやぼう)<弐>~風雲来る長林軍~ DVD-BOX1
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