琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~34話 決戦の時
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中国ドラマ、【琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~】の34話は「決戦の時」です。も~これぞ長林軍の真骨頂!な展開に思わず胸を熱くしてしまったおばさんです
。
以下ネタバレのあらすじです。
罠
飛盞は、白水が居留守を使っていることを突き止めて、庭生に会いに行きました。飛盞の話から既に勅書が出ていることを察した庭生は、今さら慌てても仕方ないと覚悟を決めます
。たとえ庭生や平旌が何を言っても、白水や皇太后にとっては長林王府の足を引っ張る材料にしかならんのだす
。
一方の平旌には、都からの使者の到着が告げられました。平旌はニヤリと笑って、遠くまでご苦労なことだ、そろそろ車輪も傷むころだろうと仄めかします
。つまりは車輪に細工をして動けないようにしろと指示したのです
。
白水が馬車を降りて立ち往生しているのがまたイイ気味でしたね~。まだかっ!まだ直らぬのかっ!!
その間にも平旌は着々と準備を進めています。大渝皇属軍の目の前でわざと味方を退却させて油断させるかたわら、軍勢を率いて決戦の地=寧関へと出発しました
。
焦った白水は、最低限の供を連れて進むことにしました。それでようやく甘州本営に到着しますが、そこは既にもぬけの殻で、元啓が待ち受けています。元啓は白水に平旌の行き先を告げ、裏切りを悟られぬよう、自らも寧関へと出発しました
。
白水は、何としても戦が始まる前に寧関につかねばならぬと近道をしたところ、またしても車輪がぬかるみにはまって動けなくなります。
業を煮やした白水は馬を捨てて、歩いていくことにしました。味方の姿が目にはいると、それまですがりついていた杖も捨て、帝の剣を高く掲げます
。
これが目に入らぬかっ!!
長林の男として
あともう少しで日食という時に到着した白水を、平旌は何とかして説得しようとしました。でも白水は、詔がある以上、戦をしたら謀反と見なす!と一点張りです。
長年民のため、国のために戦ってきた我々を謀反人扱いするのか!!
平旌がほぞを噛む思いでいたその時、ついに日食が始まりました。白水はさすがに、平旌が帝に逆らってまで戦をしたがる理由はこの日食だと気づいたようですが、それでも日食は大凶の象徴だとわめき散らします。天もお怒りだというのに、まだ反省せぬのか!?
それで平旌はやむを得ず、目の前の白水とその手に開かれた勅書を無視し、統帥の象徴であろう長槍を手に長林軍の兵の前に進み出ました。
今日、長林軍は私の命令だけを聴け!決戦後、どんな罪に問われようと、私一人が責任を取る!!各将兵よ!時は満ちた。ともに戦うぞっ!!
戦うぞっ!
まるで地鳴りのように湧きあがった兵士たちの唱和の前には、皇帝の剣も詔も何の意味も成しません
。これこそがまさに長林軍の鉄の結束!
白水はひとり置いてけぼりを食らって呆然とするばかりでした。
逆にいうと、それだからこそ長林王府をあれほど警戒するのでしょうが、それならなぜ、自分や皇帝が若い平旌ほどに尊敬されないのかを、一度偏見を捨てて真剣に考えてみるべきですよね。平旌は「民の安寧のため」なら謀反人の汚名ですら進んで着ようとしているのに、白水は紋切り型の「皇帝の権威
」を振りかざすだけ
~軽蔑されて当然です
。
元啓もまた、自分が平旌の一番の理解者であるかのような顔をして横に並んで歩いていくのですからね。ま、それもまた彼の本心でもあるのでしょうが
。
決戦
その頃大渝皇属軍は「日が食われる」のを見て大いに怯えていました。白神のご警告だ!!お告げは真だったのか!?
そんな彼らの目の前で、今度は「火が地面を這って」近づいてきます
。これは平旌が大地に通路を掘らせ、そこをあたかも火が走るかのように細工させたのです
。
しかも平旌は、月が太陽を覆うその直前に、火をつけた藁の塊を投下しました。それは、知らない人が見たらまるで太陽が壊れて落ちてきたかのように=燃える隕石であるかのように見えました
。あたりは一転して火に包まれ、文字通り地獄絵図と化します
。
天象が現れても悔い改めなければ大渝に天罰がくだる!
大渝の兵たちの脳裏にはこの言葉が浮かんでいたに違いありません。
一方の金陵では、元時がこの日食を見て動揺していました。伯父の庭生を出し抜いた罪悪感が消えんのだすわ。白水はともかく、あの毒母=皇太后さえいなければね~良い皇帝になれたでしょうに
。
まとめ
とはいえ、今は仲間割れをしている場合ではありません。とにもかくにも平旌の作戦が成功するよう祈るばかりです
。
琅邪榜(ろうやぼう)〈弐〉~風雲来る長林軍~ DVD-BOX1
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