琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~最終回 "長林"の名は永久に
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中国ドラマ、【琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~】もついに今日が最終回でした。いや~よかったよかった
!以下早速ネタバレです
。
飛盞が生きてた!
何が良かったって、昨日てっきり殺されたとばかり思っていた飛盞が生きていた
ことです
!んも~飛盞の姿を見た時は大喜びで小躍りしちゃいました
。さすがは清風堂、杜仲先生でござるね!
制圧
もちろん反乱もすぐに制圧されました。
まず、宮門の上から元時を狙った何成は、いち早くこれに気づいた東青によって、その脳天を射抜かれました。
また狄明は、一見剣を振りかざして大軍に斬りかかるかに見せかけて、最後はその剣を捨て、兵士たちが突き出した無数の槍に飛び込んでいきます。皇太后に自決を迫ったように、自分もまた己が犯した過ちを自らの命でもって清算したのですね
。
一人残った元啓は、元啓がすっかり変わった理由を尋ねた平旌に、変わったのではなく、皆が元啓という人間の本性に気づかなかっただけだと反論しました。皆が知っていた元啓は、よく言えば人が良くて鷹揚な、悪く言うと愚鈍な男だったけれど、実際は誰よりも神経質で卑屈な野心家だったのです
。
ここでもまた、勝ちさえすれば非難されなかったとのたまう元啓を、平旌がキッパリ否定しました。そうではない、お前が負けたのは、国境の十州を踏み台にして我欲を満たそうとしたから=国に対する愛がなかったからだ!
そこへ元時が現れます。元啓は、自分は政変には失敗したが、次は長林王=平旌が玉座を狙うとほのめかしました
。
元時はこれをきっぱり否定し、平旌や長林王府にその気があれば、もっと前に朝局は変わっていた、と断言します。余は確かに未熟だが、忠義の真偽ぐらいは見極められる!!
平旌 vs 元啓
そこで元啓は平旌に、長年友だったよしみで1対1の勝負をしようと言い出しました。姑息なこの男のことですから、あの妖術を使えば、もしかしたら逃げ切れるとでも思ったのかもしれません。元時は止めようとしましたが、平旌が受けて立ったことから、岳銀川が元時を引き留めました。長林王に任せましょう!
その頃目を覚ました飛盞は譚恒に命じ、平旌に元啓を甘く見るなと伝えさせます。譚恒は早速皇宮へと急ぎました。
一方の平旌も、さすがに分身の術には驚かされましたが、それでも負けなかったのは梅長蘇天が守ってくれたからです。元啓が繰り出した剣は本来なら平旌の左手を突き抜け胴体に刺さるところだったのを、老閣主に贈られた銀の腕輪がこの一太刀を阻んでくれました
。
腕輪が元啓の太刀を受け止めている隙に、平旌の剣はすかさず元啓の腹をブスリと突き刺します。
ふたりの戦いがどれほど凄まじかったのかは、その後ふたりがはじかれたように後ろに飛ばされたことが雄弁に物語っています。
東青や元時は平旌に駆け寄って安否を尋ね、岳銀川は元啓に駆け寄って剣を突きつけました。そこへ譚恒が駆け込んできます
って、もう終わってまんがな
。
平旌は、元啓が琅琊榜達人1位だった墨淄侯からその秘伝を受け継ぐほど親しかったことに驚きを隠せませんでした。母親を殺した仇だぞ!?
被害者意識の塊のような元啓は、ここでもまた仇におもねるしかなかったのだと開き直ります。天は私に道を踏み外させ、復讐の機会を与えなかった。コイツはたとえ道で転んでも、そこに石があったからだと自分以外を責めるタイプですよね。
その一方で、その墨淄侯と東海に関する情報をまとめておいたと明かします。欲深い元啓のこと、いつまでも墨淄侯の言いなりでいるつもりはなかったでしょうし、彼は彼なりに本気で梁の名君になるつもりでいたのでしょう。
元啓はこれを、亡き庭生が元啓を軍務に引き立ててくれた恩返しに平旌に贈ると申し出ますが、その庭生を思えば思うほど、なんとしても自分を正当化せねばならなかったのでしょうな。庭生の仇を討ちたかったとでも言い出しそうでしたものね。
容赦ない制裁
平旌は、後日審理するからと、元啓を投獄するよう東青に命じましたが、元時は一言、「殺せ」と命じました。皆が驚いて元時を振り返ると
、元時はもう一度「殺せ、殺すのだ
」と声を上げて去っていきます。
岳銀川がその命に応じて剣を高く上げると、槍を持った兵士たちがわんさか集まってきました。元時は硬い表情を崩さずに歩みを進めましたが、その後に続いた平旌は思わず後ろを振り返らずにいられません
。岳銀川の指令の下、元啓は無数の兵たちに何度も何度も槍を突き刺されて処刑されました
。
志新たに
その後元時は、母・皇太后の墓前でその霊を弔いながらも、恨み言を言わずにいられませんでした。どうしてあんなことを!?
元時はその母の血を引いた自分は天子にふさわしくないという狄明の言葉が忘れられないのだそうです。
平旌は元啓の父だった莱陽王を例にとって説明しました。先帝と莱陽王は実の兄弟で武靖帝の教えを受けたのに決して同じにはならなかった。将来どうなるかはどうありたいかという志次第です。
たまりかねて泣き出した元時を、平旌がその肩を抱き寄せて慰めました。その元時の腹違いの弟たち、元嘉と元佑も無事だったそうで、彼らを蔑んでいた皇太后亡き後、元時はきっとこの弟たちを大事にしたに違いありません
。
一方で大分回復した飛盞は早速参内し、安如の遺体を引き取って荀家の墓に入れたいと頼んだそうです。
また岳銀川は、飛盞に頼んで佩児を免賤してもらい、その後どうするかはお前次第だと譚恒をからかいました。譚恒の嬉しそうなことったらなかったですね~
。
平旌は、長林王府に戻ったものの、扁額は掲げず、東門から入って平章の部屋で時を過ごしたそうです。その平章の墓参りもし、己の決意を伝えました。俺は兄さんのようには生きられない。兄さんもそれを望んではいないだろう?
平旌の行動からその決意を悟った元時は諦めて、今後どこにいても金陵を忘れず、文をよこしてくれと伝えます。もちろん平旌も、今回同様元時に危険が迫った時は、いつでも駆けつける覚悟です
。
"長林"の名は永遠に
平旌は長林王府を東青に託して旅立とうとしました。そこへ岳銀川がやってきます。
岳銀川は、平旌が「古い令牌」を手に数州を通っただけで10万の兵を集めたことは、皇帝や朝廷にとっての脅威になると素早く見て取り、平旌が身を引いた理由は「自重」するためだったとの結論に達したのだそうです。いつの世も怖いのは人の心です
。
庭生の喪に服した時も、今回も、圧倒的な世間の支持=人心に対処できないのではなく、辟易したのではないかと理解を示しました。
平旌は、それほど賢い岳銀川が、なぜ、今回のような勝ち目のない戦で元時を守ろうととしたのか、と尋ねます。岳銀川はニコリと笑い、私が賢くないからだ、と答えました
。
それが将軍の一番の長所だな。
平旌の見送りには飛盞もやってきて、元時の詔を伝えます。将来誰が総帥となっても、北の国境軍は「長林」の名を戴く!
平旌は嬉しい餞別だと答えました。長林の気骨とは、総帥が誰であろうと国境の烽火を消し、民を守ることだ。
飛盞と岳銀川に見送られて馬を走らせた平旌の眼に、東屋の前に馬を止めた林奚が映ります。林奚は他へ行こうとしたのに、馬が言うことを聞かなかったのだそうです
。
やはりふたりは赤い糸、否、銀の首飾りで結ばれた運命の相手なのですね。
ふたりは、これからはともに歩むと誓い、どこまでもどこまでも馬を走らせていきました。
感想
あ~飛盞も生きていてくれて、おばさん的には大満足です。後は琅琊榜1を見るだけですね。この感動が薄れないうちに、早くどこかで放送してくださらないかしらね~
。
それにしても、元時はホントに機を逸しましたよね。平旌が平章を死なせたことへの「罪悪感」に苦しんでいたあの時なら、平旌はきっと長林王府を継ぎ、その顔から笑顔は消えたままだとしても、ずっと父と兄の後を歩こうとしたでしょうに、皇太后や白水に唆されたとはいえ、あの時平旌を疑ったばかりに、世にも得難い忠臣を遠ざけることになってしまうとは
。
ま、それは庭生も平章も望んでいなかったでしょうから、それはそれでよかったのですが。その若い頃、平旌によく似ていた庭生も、武芸はもちろんのこと、勉学が好きだったと記憶しています。北の国境が平穏だったなら、あるいは武将としてではなく、平旌のように自由に生きたかったかもしれませんよね
。
また岳銀川も実に誠実で賢い好青年でした。自分のことを愚かだという元啓のそれはいかにも見え透いた謙遜でしたが、岳銀川の言葉はいかにも実直な武将らしくて爽やかでしたね~
。
思えば、庭生や平章も同じ意味で賢くなかったから、あのような最期を迎えたのですものね。でもその結果、たとえ体は消えても、その名は人々の心に残り、永遠に語り継がれることでしょう。
そして最後の二人~琅琊榜1を見た今は、やはり、彼らに亡き梅長蘇あらため林殊と霓凰を重ねてしまいますよね。情熱や志は決して消えることなく、こうしてずっと受け継がれていくのですね
。本当に素晴らしい作品でした。この出会いに心から感謝です
。
こちらこそありがとうございました!
Fさ~ん、んも~アタイは嬉しくて嬉しくて小躍りしちゃいました。
昨日は絶対にリアタイで見ようと思ったのに、
あまりの天気のよさについ、家事にいそしんで出遅れてしまったのでござる(;´Д`)。
いや~飛盞が生きてて本当に良かった(^^)/。
そうそう、中国ドラマって容赦なく殺すんですよね~( ;∀;)。
あ~早く1が見たいですね~。それに3も「あったらいいな」!!(^_-)-☆。
どうぞよい週末をお過ごしくださいませ(^^)/。こん