The Tunnel-トンネル〜復讐の執行人 ネタバレと感想 第3話 犯人が判明
英国社会派ミステリー【The Tunnel-Vengeance〜トンネル、シーズン3ー復讐の執行人〜】は3話で犯人が判明しました。やはりあの人だったそうです。以下早速ネタバレです
。
犯人は「母」
エリースの推理通り、一連の事件の犯人は、サバンの母親でした。そしてその母親は、例の「よく分からん人々」のあの若い女性だったそうです。彼女の名前はラナ・カサノヴィッチ(Angeliki Papoulia)。その恋人のアントン・ストロークス(Brian Vernel)もやはり共犯だったそうです。
これらが判明した経緯は以下の通りです:
ネズミの贈り物
カールのいるノースボーン署に「生きたネズミ」が送られてきました☠️。箱を開けたマイルズは大騒ぎですが😱、エリースはいとも簡単に、まるでゴ⚪︎ブリを潰すかのように足で踏み潰しました😖。フランス人はネズミに慣れているのかもしれませんね😅。箱の中にはサバンの写真の絵葉書が入っていました。裏には「この件は激化する」という文章とある座標が記されていたそうです。
ふたりは早速その座標が示す場所へ行ってみることにしました。署を出たところで、ラナの犠牲者が被害届を出しに来たのも気づかず、そこは駐禁だと注意するカールです💦。
ふたりがたどり着いたのは「洞窟」でした。そこには、見るもおぞましい「ショー」が展示されています。詳細は省きますが、カールはこれが「死の舞踏(danse macabre)」だと気づきました。あらゆる立場の「人々」にはこれまで狙われた被害者の写真が展示してあり、最後は「サバン」で締めくくられています。彼らは踊りながら「墓」へ向かうのだそう。
この「人々」の一人=laborer(労働者)が、つい先ほど駐車場で遭遇した男性でした。カールは見覚えがあるだけだったけど、ちゃんとエリースが覚えていてくれましたね👍。It's the guy you were rude to in the car park.(駐車場の件であなたが失礼な態度をとった男性よ)
また顔写真のない絵(骸骨)の名前は「ゲーリー・グリーン」。Dance to my tune〜私の音に合わせて踊れ=言う通りにしろ。
ふたりが地面に描かれた「ネズミの絵」に導かれて最後に辿り着いたのがテイラー自身でした。テイラーは体の肉があちこちが切り取られていました。
尻に刻まれた暗号
カールとエリースは早速、駐車場の男を探し出して会いに行きました。彼はウェズリー・ポリンガー(William Gaminara)。どうやら移民専門の法律家らしいのに、ラナが助けを求めた際に断ったらしいのですよね。その尻には「1284」という数字が刻まれていました。ポリンガーはエリースがいたから恥ずかしくて席を外すように言ったのに、エリースは気にせずこうコメントします。1284年はハーメルンにネズミが蔓延した年よ。
ポリンガーは他に何も知らないと言い張ったので、ふたりはテイラーの家へ行くことにしました。テイラーの妻は嘆き悲しんでいますが、息子はゲームに夢中です。エリースは「社会性を学べ😤」と注意しました(😂)。
その息子の横には箱に入ったお菓子が置いてありました。箱の底には(犯人からの)メッセージ=「テイラー家へ」が書かれています。お菓子の裏には製造元が貼ってありました。ラングリー・ブルック・パイです。
そのパイ工場にいたのがゲイリー・グリーン(Howard Ward)で、彼は二人を見るなり「不法侵入」について語り出しました。またラナ・カサノヴィッチが昨年ここに数ヶ月いたと教えてくれます。また彼にも数日前にヌードショーのカードが届いていたのだそう👿。
Can we see your backside?(お尻を見せて)
何事もストレートなエリースの言葉にグリーンが戸惑っていた時、エリースは「テイラーの体の残りの部分」がどこにあるかに気づきました
。グリーンの工場ではパイに使う肉をミンチにしていたのです。You need to stop production immediately
.(ただちに生産を止めた方がいいわ)
二人の報告を聞いたマイルズはパニックに陥りました。F⚪︎ck, f⚪︎ck, f⚪︎ck, f⚪︎ck. Get the pies tested for human DNA.(パイから人間のDNAが出るかどうか調べて!) 彼女からパイを取り上げられたシャピュも、急いで吐き出しますが、エリースはどこまでも冷静です。It's not harmful
.(人肉は無害よ。不合理なタブーだわ)
「ネズミ男」
カールたちがネズミ男と呼んでいるのが、ラナの恋人のアントンです。アントンは、妊娠中の双子のキキ(Sharon Rooney)に、数日留守にすると言って出て行きました。キキの恋人のブレイク・ジェンキンズ(Tom Hanson)が「死の舞踏」の洞窟で「王」に喩えられていた人物です😠。
アントンはジェンキンズをよく思っておらず、キキに気をつけるよう注意していました。でもキキはむしろジェンキンズに、アントンが心配だと訴えています😭。
テーラーもアントンに「亡くなった母がまだ生きている」と信じ込ませて恨まれていたようです。つまり、テーラーとジェンキンズは、ラナではなく、この「ネズミ男」ことアントンの標的だったと言うわけです💀。
牛小屋へ
ウェズリーは、浜辺で素っ裸で目覚めるまでは何も記憶がないと言いながらも、大体の見当はついたらしく、カールとエリースとともに「その場所」へ向かいました。彼は最初「彼女」とチャットをしたそうなのです。その後一緒に牛小屋へ来ました。そこからの記憶は無いそうです。彼の体内からはスコポラミンが検出されたそうです。
牛小屋には、テイラーを切り刻んだらしい後(おびただしい量の血痕)が残っていました😱。ウェズリーはゆっくりと、女性がガスマスクをつけていたことを思い出します。あたりには塵(スコポラミン)が舞っていて、服を脱げと言われると、「皆」おとなしくそれに従ったのだそう。ほかの皆がいる前で、アントンがテイラーを切り刻みました。
BBが大変!
牛小屋にあったキャラバン(トレーラーハウス)で使う鎖から、皆で手分けして探すことになります。ネズミの悪臭に耐えながら、なんとかルイーズの信頼を勝ち取りつつあるBBはそのルイーズと、まさにラナのいるトレーラーハウスへと向かいました。
ふたりがトレーラー内を探していたのを見たラナは、管理人の銃を奪って逃走します。彼女を追いかけたBBは逆に銃剣で刺された上に崖から突き落とされてしまいました!😱
よく分からん点
ポープことフランシス・ペイン神父(Lloyd Bass)もお尻に1284と刻まれ、首を吊った遺体で発見されました。教会で彼を狙っていたのはアントンでしたが、まだその動機は分かりません🤨。
フレンチレストランのシェフ=ジャン=マルク・サージャン(Michel Bompoil)の息子のフランソワ(Bastien Ughetto)がサルマ(Myriam Bella)という女性と結婚しました。ジャン=マルクはサルマをとても気に入っていたようです。サルマは(たぶん)婚約パーティーのためにロワシーに住んでいる祖父母を迎えに行ってきたそうです。ジャン=マルクは彼らに「アハメドの隣の席に」座るよう勧めたらしいのですが、サルマはそれを大いに不思議がっていました🙄。
実際のパーティーでは、ジャン=マルクはトイレにこもって姿を見せなかったそうです。いったいここにどんな「秘密」があるというのか?サバンっていうのは男の子なのよね?🧐 もしかして息子のフランソワがその子なの?🙄
エリースの苦悩
エリースは、自分が変わっているために私生活では色々うまくいかないことが多いと自覚していました。それでも「仕事」だけは完璧にこなすと自負していたのですが、以前のエリカのことに加えて、ジャックのことが明らかになって以来、すっかり落ち込んでしまっていました。なんとかこれを挽回しようとジャックの役に立とうとするのですが、ジャックには断られてしまいます。
またジャックがとても良い人だから尚更ですよね。でもさすがに、独身の若い女性の家に同居するのは憚られますよね。不器用なエリースにはでもそれぐらいしか思いつかないのがまた切ない😭。
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