The Tunnel-トンネル〜復讐の執行人 ネタバレと感想 第4話 決別
英国社会派ミステリー【The Tunnel-Vengeance〜トンネル、シーズン3ー復讐の執行人〜】の4話を視聴しました。実はもう一気に最後まで見ちまってますが、頑張って1個ずつ書きます。またずっと字幕を鵜呑みにしてきましたが、エリーズではなく「エリース」と発音していたようなので、すべてエリースに書き換えました。以下ネタバレのあらすじです。
感応精神病
ルイーズがBBを助けました。BBは高所恐怖症でもあるらしいのに、腹を刺されて崖の上で痛みと恐怖に襲われていたのです💦。手術は無事成功したそうで何よりでした。
カールとエリースは早速、ラナの所持品を調べました。そこにはアントンとの、いかにも感傷的で物騒な愛の言葉が綴られています。カールはすぐにふたりは「感応精神病(la folie a deux)」だと察しました。一人の妄想がもう一人に感染し、複数人で同じ妄想を共有することを指すそうです。
その頃ラナは、目の不自由な知人=リリアン・ライト(Eileen Davies)を訪ねて助けを求めていました。リリアンはラナが子どもを探していることを知っていて、とても優しく親切に、黙ってラナを受け入れてくれます。ラナもまたこの時はスマホを捨てて、狂気に満ちたアントンとの接触を断とうとしていました。
そのアントンの家にはカールとエリースが訪れています。キキは詳しいことは知らないと語り、アントンを庇いました。アントンとキキは、8歳の時に母親から、崖の上で車内に置き去りにされたのだそうです。それがショックでおかしくなったキキは自殺未遂を図ってアントンに助けられた後、6年間療養したのだそう。
He wouldn't hurt anyone. He wants to help people. Look at his website.(彼は誰も傷つけない。助けようとしているの。彼のサイトを見て)
手がかり
サイトを見たカールは、アントンを、自分を捨てた母を捜しているという独りよがりな感傷から自殺願望へ、そして最後は殺人者に移行した、と表現しました。またアントンのサイトには、家出人の親や失踪した夫を探す妻たちがそのメッセージと共に掲載されています。その中の一人がラナでした。ラナはサラエボで、停戦の短い時間に、サバンをディミトリという密入国業者に預けたのだそうです。サバンの目印は左腕の後ろにある傷跡です。
カールは、サバンの公開捜査に踏み切ろうと主張しますが、マイルズが猛反対します。We don't negotiate with terrorists.(テロリストとは交渉しない)それでカールは、アントンのサイトを利用して、ラナにメッセージを送りました。
悲劇の種
一方のエリースは、マイルズに反対された後、カールの家に来て今後の作戦を練ろうとしました。が、マヤの友達のケイラがトラブルに巻き込まれたため、彼女の居場所がなくなります。ケイラの男友達がケイラの裸の写真をネットに流出させたのだそうです。もう外へは行けないと泣きながら恥じるケイラにエリースは、悪いのは相手の男で、ケイラは何も恥ずべきことはしていない、と言い渡しました😤。これでもう仕事どころではなくなったと察したエリースは、時間を潰すためにネットで「相手👿」を探します💦。
その「相手」をアパートに連れ込もうとしたところで、なんとジャックが部屋を訪ねてきていました😨。エリースは早速「相手」を追い返してジャックを部屋に招き入れます。
その後カールがエリースを訪ねてきました。ジャックの姿を見たカールは「数日泊めるだけだ」と言い訳したエリースに、シャピュは知っているのか?と尋ねます。エリースは、言っても誤解されるだけだ、と答えました。
サバンの行方
カールは、ラナの言葉と、所持品にあったサバンの写真から、当時の密入国業者を調べました。実際ディミトリという食肉トラックの運転手がラナが左版を預けた日の6日後にカレーで捕まっていたそうです。国境警備が庫内で子どもを見つけて当時のNGOに預け、そのNGOの元役員=エディス・ドゥトゥエイ(Liliane Rovère)がサバンを覚えていました。彼女はサバンは死んだと証言します。
とそこでカールにラナから電話がかかってきました。ラナはリリアンのパソコンでこのメッセージを見たのです。ラナはBBの安否を気にしていました。彼女は誰一人、傷つけようとしたわけではなかった、と弁解します。カールは、アントンと別れて自首するよう勧めました。君の知りたい情報を伝えよう。
一方で、カールの「口出し」に腹を立てていたエリースは、ここで引き上げようとします。あとはフィリップにサバンの死亡証明書を探させるわ。もう私は必要ないでしょ?カールもまた「ない」と答えちゃうのです😔。Then it doesn't concern you.(それならもうあなたには関係ないわ)
その夜、ラナへのカールのメッセージがアントンの目にも止まりました💀。アントンは早速カールを見つけ出します😱。
そのカールはオリヴィエに電話をし、エリースがジャックを家に泊めて世話をしていると「告げ口」しました。もちろんエリースを心配してのことですが、エリースがこれを知ったらどれほど腹を立てるかは想像に難くありません😔。
誘拐事件の再捜査
エリースは「ジャックが無実なら、チャーリーをさらった犯人は野放しだ」と考え、もう一度事件を捜査し直すことにしました。カールは誘えないのでフィリップを相棒にします。ジャックとチャーリーを当時の現場に連れて行くと、チャーリーは「男=犯人」が出てきたホテルを見つけました。でも当時の調書に「ホテル」のことは何も書かれてなかったのだそうです🧐。
現場から家に戻る際、運転中のエリースの脚にジャックが手を伸ばしてきました👿。ジャックは「見知らぬ男」を部屋に連れ込むよりジャックの方がいいだろうと迫ってきます😨。エリースは激怒して彼に車から下りるよう命じました。すると今度はキスを迫ってきたので、頭突きをして追い出します。
翌日職場へ出かけたエリースに、シャピュが「停職」を言い渡しました。オリヴィエがシャピュに「告げ口」したのです💦。カールがオリヴィエに、そしてそのオリヴィエがシャピュに「エリースはイカれている」と語ったと聞いたエリースの怒りは頂点に達しました。
サバンの真実
その頃カールは、ラナに呼び出された場所へ赴き、サバンは死んだと伝えました。
が、視聴者には、これが実は「嘘」だったことが明かされます。ドゥトゥエイがサバンをフランス人の家庭に養子に出していたのです。その相手があのジャン=マルクの家でした。ジャン=マルクはフランソワに彼が養子だということを知られたくなかったですね。
ラナとカールの様子を近くで見ていたアントンがラナ宛に「メモ」を渡しました。そこには「罠だ!」と書かれています。アントンは非常ベルを鳴らしてラナを連れ出しました。なんとふたりはリリアンの家へ行き、彼女を殺してしまいました!? 血の付いた手で平気で食事をしていたところを見る限り、やはり、ラナの「誰一人襲う気はなかった」という言葉は嘘だとしか思えません😤。
決別
カールがエリースに会いに来ました。エリースはちょうど荷物をまとめて署から出てきたところです。停職処分になったわ。あなたとオリヴィエのせいでね。こそこそ陰で告げ口するなんて!
Because friends are supposed to trust each other, and you clearly didn't trust me to make the right decision.(友達なら信頼し合うものよ。あなたは明らかに私が正しい判断をすると信じてくれなかった)
ふたりは口論となり、ついに袂を分かちます。I would never interfere in your life😡.(2度とあなたの人生には関わらないわ)
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