海上牧雲記 ネタバレと感想 第13話 はぐれ雲の居場所
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中国歴史ファンタジー、【海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎】の13話は「はぐれ雲の居場所」です。また新たな物語が展開してきたようです。以下ネタバレのあらすじです
。
殤陽関で哨兵の伍長となっていた寒江は、最近頻繁に現れる山賊を退治しようと、夜一人で山狩りに出かけました。その際、人を襲っている賊に出くわした寒江は、彼らが俊足で軍人並みの体型をしていたことが大いに気にかかったそうです。しかもその賊は、宛州の名工、柳家の刻印が刻まれた剣を携えていました
。「宛州の名工」とは牧雲欒に仕えている河洛の柳奇駿ですよね
。
寒江は賊を尋問することなく殺してしまったそうで、今度こそ正体を突き止めるために、同僚の王一甲(おう・いっこう)を誘って賊のアジトを襲うことにします。恋人と早く結婚したい王は「手柄」にならない行動は控えたかったのですが、寒江に無理やり連れていかれました
。
が、そこに賊の姿はまったく見えませんでした。どうやら何者かに地中に引き込まれたようなのです?
残っていたのは2つの遺体だけでした。
寒江は、遺体のそばに置かれていた宝剣の紋章から、2つの遺体が河洛王と人族の物だと確信します。河洛は、端朝が成立した頃に王を立て速莫(そくばく)国を築いたことがあるのだそうです。本来独立は認められないはずでしたが、河洛は朝廷と取引をして王の紋章を授かったのだとか。
またその遺体の側には兜と細工玉も見つかりました。寒江は何とかしてこの玉を開けようとします。王はすぐに上に届けようと主張しますが、寒江は中を確認するのが先だと耳を貸しません
。
そこで王は、寒江に内緒でこれらを狄将軍に献上しました。寒江に教わったこともすべて自分の手柄にするつもりです
。
その頃陣幕には南枯祺が差し向けた韓参謀も来ていました。狄将軍とともに一部始終を聞いた韓参謀は、大した宝物ではなさそうだから狄将軍が処理するよう勧めますが、寒江を可愛がっているという狄将軍は、さすがに目の付け所が違います。狄将軍は、山賊が宛州からの刺客ではないかと見破ったのです
。つまりは鄴王こと牧雲欒の謀反です
。
韓参謀はこの推理を一蹴し、間違っていたら責任が取れるのかと詰め寄りました。結局狄将軍は言い負かされ、王を処罰することにします。虚聞で郡中を惑わせた罪です。
哀れな王は、出世どころか伍長から降格された上、5年間の昇進を禁じると言い渡されてしまいました。
そこへ第2皇子の陸がやってきます。それとほぼ同時に、寒江は王を庇おうと進み出ました。賊を怪しみ、宝を掘り起こしたのは王ではなく私です!
陸は寒江の名を尋ねて「寒江」と聞くと、すぐに穆如寒江だと察しました。寒江は何度も否定しますが、陸は相手にしません。陸は、穆如家に黙っている代わりに、陸と行動を共にするよう命じます
。
それからというもの、軍での待遇が一変しました。皆寒江を見ると最敬礼し、これまでの無礼を許してほしいと謝罪します。
王に至っては助けてもらった礼をいうどころか、皮肉を連発しました。出世に興味などないはずだ。穆如家のお坊ちゃまだったのか
。
確か陸は武力よりも仁を尊ぶべきだと語った皇子ですよね。それが本心で変わっていないなら、寒江とは気が合うはずですが、寒江はさっさと逃げ出してしまったようです
。
さ~てこれからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。「海上牧雲記」は続きもとっても楽しみですね
。
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