海上牧雲記 ネタバレと感想 第29話 馳狼族の願い
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中国歴史ファンタジー、【海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎】の29話は「馳狼族の願い」です。以下早速ネタバレです。
和葉が見事に蘇りました。その様子は見せてもらえませんでしたが、雪狼王のおかげ
であることは間違いなさそうです
。馳狼の首長は和葉に、夸父斧と父・達の形見の短剣を返してくれました
。
一方で、彼ら馳狼族とすっかり仲良くなった蘇赫は、雪狼王が吐き出した「何か」をしばらく凝視した後、巨人の祭壇のような巨石の立ち並ぶ場所はないか、と言い出します。それはかつて達が和葉を連れていったところです。蘇赫は雪狼王にもらった「何か」にその映像を見せられたらしい。以前和葉も雪狼王からかつての瀚州の様子を見せてもらったと言ってましたっけ。
蘇赫は、そこへ行けば八大部族の争いが止むという導きを受けたのだと語りました。
ふたりが早速そこへ向かおうとすると、馳狼族の首長が呼び止めます。彼らは和葉に、彼らも他の瀚州人と同じように平和な暮らしを望んでいると伝え、その望みを叶えてほしいと頼みました。以前紅鳥が持っていた「鈴」を和葉に渡した首長は、この鈴を礼として贈る、これを契約の証にしてほしいと語ります。
先祖の栄誉にかけて誓う。この鈴が鳴れば、我らは狼になり、3度命令を聴こう。どうか安らげる家をくれ
。
和葉は、天の神は盤韃だが、地上の神はこの俺だと言って、短剣で指を切り、血を唇に塗りました。あんたとの約束を必ず果たす!
和葉は道すがら蘇赫に夢を語って聞かせます。八大部族を統一したら軍隊ができる。これを鍛えて牧雲寒と穆如鉄騎を倒し、天下を取る!
が、そんな和葉に厳霜が銀羽矢を放ちました。あの矢には術が掛かっているそうで(=憎しみの追跡)、狙った獲物は決して外さず、矢を射られた者は、射た者のもとへ呼び寄せられてしまうのだそう
。
その相手が和葉の想い人だと知った蘇赫は、盤韃の名を唱えて「祝福の呪文」を掛けながらその矢を抜き、再度和葉に突き立てました。驚いたのは和葉ですよね~
。でもそれで今度は遠く離れた厳霜が胸を抑えます
。蘇赫の呪文が銀羽矢の呪いを解いたのです
。
今回掛けた祝福の呪文は「永遠の伴走」だそうで、蘇赫は力を使い果たして苦しそうに、でも得意げに、俺から鉄沁に「愛の祝福」を授けたと語りました。銀羽矢の術を返した。その女が和葉を愛しているなら、思念の矢を辿り、きっとそばにやってくる
。
もし来なかったら、愛されていない証拠なので忘れるべきだそう。いや~来ますね。
さて舞台を皇宮に移しまする。
勤は、陸が伝国玉璽を探していたことが皇位に野心を抱いている証だと決めつけて、陸を屋敷に軟禁してしまいました。陸はどんなに聞かれても、伝国玉璽の行方は知らないと言い張ったからです。
陸はどうやら愛する蘇語凝が寒江を助けてほしいと願ったので、寒江に手柄を立てさせようとしていたようですね。ここで寒江が伝国玉璽を探し出せば、これまでの罪が帳消しになる、と考えたらしい。皇帝になりたいのもひとえの蘇語凝のためなのに
。自分はあれほど銀容に執着していたくせに、息子の気持ちは見抜けんのかしらね
。
一方の寒江は実家で鎖につながれていました。寒江の母、嫣は、寒江が何を言っても嬉しくてならないようです
。寒江が幼い頃も心配でよく様子を見に行っていたようですね。ということは、この嫣が寒江を穆如元に預けたのでしょうか
。
槊はせっかくの陸の好意を無にするなと、寒江の鎖を解きましたが、寒江は自分で縛り直して居座りました。意地でも面倒を起こしてやる!
幼い頃から苦労してきた我が子を少しぐらい甘えさせてあげてほしいですね。
「海上牧雲記」は続きもとっても楽しみですね。
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