海上牧雲記 ネタバレと感想 第3話 秀女と無頼と闘奴
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中国歴史ファンタジー、【海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎】の3話は「秀女と無頼と闘奴」です。ようやく視界が開けてきた感じですね。以下早速ネタバレです
。
まず和葉は闘奴博打の秦胴元に「闘奴」として売られたそうです。牢の中で戦いを待っていると、靖(せい)公主という姫が現れて和葉を買い上げ、もし全勝したら屋敷に連れて行くと約束しました。このお姫様はどうやら牧雲一族の靖王の娘=厳霜(张佳宁)のようです。
公主は和葉が碩風の族長だと聞いても馬鹿にしたため、和葉は大いにいきり立ちました。俺は鉄沁、大海と大地の王だ!こんなところでは死なない!!
その和葉が今いる天啓の都に「秀女」を志願する女性たちが集まってきます。秀女とはいわゆる女官の中でも皇帝の側室候補らしく、同じ女官の宮女より格上らしいです。
その中のひとり、蘇語凝(李凯馨)は大層美しく、侍女の蘇真(チャン・イェンイェン~雲@琅琊榜2)は既に彼女が側室、ひいては皇后になると確信していました。
その確信は見事に現実となります。宮中に上がって合否を待っていると、星読みの国師=苓鶴清(れいかくせい)が蘇語凝こそ未来の皇后だと断言したのです。
南枯明儀皇后(蒋勤勤)もこの占いを尊重し、他の秀女たちに蘇語凝を敬うよう命じました。ちなみにこの皇后の姪の南枯月漓(马泽涵)は不合格だったようです。
蘇語凝本人は秀女になるのを嫌がって、宿から脱走したりしたんですけどね~。運命ならば逆らえないかもしれませんね。
その脱走した時に出会ったのが、寒江(石云鹏)という青年です。寒江は元々は穆如家の三男坊らしいのですが、多分「予言」のせいで、家を追い出されて捨て子となったようですね。そう、穆如家が「300年前に失ったものを取り戻す」のがこの寒江なのでしょう
。
その300年前について、天啓にある南枯屋敷の主人=皇后の叔父の南枯徳が面白い話をしていました。当時皇家の祖は、一緒に天下統一をした穆如天彤(てんとう)に紫麒麟の紋章と辟天剣を授けたのだそうです。これはいつでも全軍に号令できる印だそうです。
そして皇祖はその時、後の皇族が穆如家を敬わぬことがあれば、穆如一族は剣を取り、自ら帝位についてよいと語ったのだそうです。つまり穆如家はいつ皇帝に牙をむくか分からないということです。
現在、その穆如家の当主は穆如槊(さく~曹卫宇)という人物で、この槊は、十数年前まで穆如鉄騎の猛将として名を馳せた穆如元を屋敷に置き、その身分を隠して雑役をさせているそうです。
こう聞くと、いかにも虎視眈々と玉座を狙っている雰囲気が伝わってきますが、実際は逆なのかもしれません。むしろ、以前の琅琊榜2の長林王府のように、謀反を疑われるのが心外なため、慎重に行動しているだけかもしれません
。
その証が寒江なのでしょう。寒江は捨て子として「師匠」に育てられてきましたが、その師匠が何者かに殺されてしまいました。寒江が師匠を殺した刺客に戦いを挑むと、その手筋を見た刺客はそれが「寒徹剣」だと知り、寒江の正体を見抜きます
。(ここはもしかしたら手筋ではなく、剣そのものを指すのかもしれません→後者です
2019年11月23日加筆)
それに「師匠」の正体も。彼こそ穆如家で「おやじさん」と呼ばれていた穆如元だったに違いありません
。
槊は今、皇帝とも昵懇の間柄ですが、その皇帝から三男のことを聞かれた途端、自分には息子は二人しかいないと嘘をつき、長男の寒山(曲高位)に、ただちに寒江を見つけて殺すよう命じました。皇帝は槊の言葉が嘘だと知っていて、その理由に苦悩します。
方や、自分の素性すら知らない寒江は師匠の仇を討った後、秀女になるのが嫌で酔って宿を脱走した挙句迷った蘇語凝を助け、宿に届けると、侵入者に間違えられてしまいました。寒江は、何を思ったのか、自ら秦胴元に身を売り、闘奴となります。
そこで和葉に出会いました。和葉は寒江を義兄弟にしてやると約束します。
さ~ていよいよメンツが揃ってきて一層楽しくなってきましたね~。今週の放送も楽しみですね
。
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