海上牧雲記 ネタバレと感想 第39話 抜かれた鉄王剣
~海上牧雲記のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます: 海上牧雲記 あらすじと登場人物、キャスト一覧~
中国歴史ファンタジー、【海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎】の39話は「抜かれた鉄王剣」です。以下早速ネタバレです。
八大部族が戦った後、床に倒れて血を流しながら、鉄王剣の柄から転げ落ちた「雪狼王の心臓」を手にした者がいました。頭に狼の毛皮をかぶっていた彼は、おそらく馳狼族だったものと思われます
。
一応昨日の録画を確認しましたが、あの場には鉄沁王を含めて9名いたらしいのですよね。鉄沁王は碩風部族の長ですから、ひとり余っちゃうわけです。
以前馳狼族の長が語っていたように、300年前の呪いの前は、ああして八大部族からも一目置かれた存在だったのかもしれないと、妄想しきりでございました
。それがいつどうして盤韃の怒りを買ってしまったのか
。
その彼が倒れていた床には、苓鶴清が手に刻んだのと同じような紋様が刻まれていました。あれが、苓羽烽を始めとする皇極経天派の祭司に代々受け継がれた「秘術」の証なのでしょう。
蘇赫は和葉に、鉄王剣の主になる者は、瀚州の命運を担わなければならぬ、その重責を背負う覚悟はあるか、と尋ねました。和葉は、もちろん、そのために生まれた、と豪語します。
蘇赫は和葉から夸父斧を預かり、命を懸けて血の呪いを解きます。やはり丹堯部族の力を継ぐ男児はこの蘇赫だったようですね
。
蘇赫の祈りは天に届き、和葉は鉄王剣を抜きました。ついに鉄沁王が再来したのです
。和葉は牧雲と穆如から九州を取り戻すと誓いました
。
その頃瀚州には、まだ冬だというのに春の息吹が感じられていたそうです。それで人々は皆、300年間待ち焦がれた「その時」の到来を知ったようですね
。それはあの赫蘭鉄轅も同様で、早く戦いたいと心を躍らせていたようです。
心配なのは蘇赫です。力を使い果たした蘇赫を治せるのは、丹堯部族の集落で蘇赫の帰りを待っているおばばだけらしいのですが。
一方の帝都では、笙が未平斉に幽閉された上、苓鶴清もまた観星閣を焼失させた罪を問われていました。
苓鶴清が300年前の苓羽烽の話をすると、勤がまた僻みだします。苓羽烽が命がけで助けたのが穆如(天彤)だったからです
。
その上、皇位に付くのは牧雲ではなく穆如だったかもしれないと、穆如槊の忠心まで疑う始末です。寒江が、未来の皇后=蘇語凝を連れ出したこともその疑惑に拍車をかけたようです
。哀れな苓鶴清は天牢に監禁されてしまいました。
頭の固い忠義者の槊は、なんとしても寒江を殺すと息巻いて出ていこうとします。寒山が必死で止めますが、止めるならお前も殺す、と言うだけです。
そこを嫣が身体を張って阻止しようとしました。死に装束に身を包み、門につながる石畳に座り込みます。どうしても寒江を殺すというのなら、まずは私を殺してから行けというように。
槊がそれでも耳を貸さなかったので、嫣は自ら首を切って自害しました。
嫣=妹が怪我で死んだと聞かされた勤は、ますます槊に疑いを抱きます。この男は、自分を愛してくれる人間を次々と疑っては不幸にする男でやんすね
。槊もこんな男が大切ですか
~そもそも牧雲と穆如は略奪者だったのに!!
一方の寒江は蘇語凝をできるだけ遠くに連れて行こうとしていました。笙が幽閉された今、他の皇子が蘇語凝との結婚を望むに違いないからです。
そこで母を大切な人だと語っていたのに、その母が寒江を庇おうとして亡くなったと知ったらどんなに悲しむことでしょう。でも嫣にしてみれば、ずっと寒江を愛していたのだと示すには死ぬしかなかったのかもしれません
。
あ~早く和葉が大軍を引き連れて(もちろん狼も一緒に)帝都に攻めてこないですかね~。その日が来るのを指折り数えて待ちたいと存じまする
。
これまでに視聴した韓国ドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~中国ドラマ編