海上牧雲記 ネタバレと感想 第6話 12年前の真実
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中国歴史ファンタジー、【海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎】の6話は「12年前の真実」です。これでまた大分構図が分かってきましたね~。以下早速ネタバレです
。
まずは笙の母親、銀容妃は、明儀が指摘していたように、皇帝=牧雲勤の剣で胸を刺されました。というより、正確にいうと、皇帝が自分に剣を向けたことに絶望した銀容妃が、自らその剣を体内に引き込んだように見えましたね
。
この悲劇をもたらしたのは、皇帝の兄、鄴王・牧雲欒(ぼくうんらん~王千源)のようです。欒は長兄ということで一旦は太子となったものの、その凶暴な性格を理由に廃位されたらしいです。
欒はそれを根に持って、銀容妃を口実に勤を排除しようとしました。追い詰められた勤は、仕方なく剣を抜いたため、何よりも「愛」を重んじる魅族の銀容に失望されてしまいます
。
本来魅族は、攻撃されたらやり返す~殺そうとする者を蝕んで取り込むのが本性らしいですが、銀容は勤を心から愛していたために自らを滅ぼす道を選んだのだそう。その結果、死ぬことはなかったけれど、体はすっかり老いさらばえてしまったのだそうです
。
永銀宮で銀容と暮らしていた白髪の女性は当時から銀容の侍女だった林秀曼(りんしゅうばん)でした。秀曼は、変わり果てた銀容を、自身の心の安寧のために生かしておけという明儀の命に従い、そのための薬を毎日飲ませていたのだそうです。
銀容自身はもう死にたがっていたのですけどね。今回、笙がやってきて、絶世の美女と信じていた母の変わり果てた姿を見た途端に逃げ出してしまったから、尚更ですよね
。
一方の秀曼は、これまた明儀に命じられて断心草という毒薬を飲まされていました。これを飲んだ者が約束を破ると、種から芽が出て身体を食い尽くし、最後には「花」と化してしまうのだそうです
。
それでこれまではずっと沈黙を通してきたのですが、笙や寒江の純真さに心打たれてすべてを明かしてくれました。寒江は笙のみならず秀曼にも大いに同情し、毎日おしゃべりに来ると約束してくれたのです
。秀曼はそれがことのほか嬉しかったようですね。
真実を知った笙は大分元気になったようですが、林秀曼は花になってしまったようです。
また寒江は、宮中で孤立している蘇語凝にも心を配り、守ってやると約束しました。まったくもって男気溢れる好青年です
。笙を助けてふたりで国を治めていければよいのですが
。
一方で、現在は宛州を治めている牧雲欒が、勤に鎧を送ってきました。欒は妻の穆如屏(張瑤)に、もう天下への野心はないと語っていましたが、隣の部屋には辰月教の長老=墨禹辰(ぼくうしん)からの密書が届いていたとのことですから、本心はゼンゼン諦めてないってことですよね
。
その墨禹辰は南枯徳に皇帝への仲介を願い出ていたようなのですが、断られたからその宿敵に接近したのでしょうか?それとも??
皇帝(勤)は穆如槊を呼び出して鎧のことを打ち明け、一緒に対策を練りました。皇帝は兄に軍馬を贈ってその反応を見るつもりのようです。もし受け取ったなら、兄への警戒を一層強固にするよう命じました。
回を追うごとに面白くなる「海上牧雲記」は続きもとっても楽しみです。
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